空き巣の侵入パターンでもっとも多いのが「ガラス破り」。ガラス破りは、ピッキングほど専門知識や技術がなくても、侵入できてしまうだけに注意が必要です。そんなガラス破りには「ガラス破り防止シート」が有効、厚さ188ミクロン(約0.2mm)のポリエステル製のシートで、少量の中性洗剤を混ぜた水でガラス面に吸着させます。

ガラス破り防止シートを錠周りに貼る

エコー金属の「ガラス破り防止シート」のサイズ自体は250W×400Hmmとあまり大きくないので、窓全体に貼るというより、窓のクレセント錠周りに貼るようにするのがポイントでしょう。

強度アップと飛散防止が期待できるとのことで、実際に一般的な窓ガラスと同じ4mm厚のガラス板に貼って、ガラス割りハンマーを使って割ってみました。

シートなしでは円形に抜けて手などを入れやすかったのに対し、シートありでは放射状のヒビが入るのみ。加えて、ガラス片がシートにくっ付いたままになります。

ガラス破り防止シートで侵入食い止め

具体的に見ていくと、ガラス破り防止シートを張っていない状態でガラス割りハンマーで叩くと、円形にキレイに抜けました。これでは手や器具を、簡単に入れられてしまいます。

一方、シートを貼った状態では、ガラス割りハンマーで叩いてもヒビが入る程度でした。ガラス片もシート上に留まったままで、犯人目線では鬱陶しい存在でしょう。

室内に手を突っ込んでクレセント錠を操作するには、ハンマーで何度も叩く必要があるとわかりました。実際に、空き巣などの侵入を食い止める時間稼ぎに使えるでしょう。実勢価格は750円です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ガラス破り防止シートで空き巣の侵入を阻止する