
2024年冬の「青春18きっぷ」の利用ルールが大きく変わりました。値上がりを伴う「改悪」となったのです。5日間キップに加えて、新たに3日間キップを発売して改良のように見えますが、いずれも3日間もしくは5日間を“連続して使用する”方式に変更されました。そこで、注目すべきはJR各社の広域周遊キップです。
青春18きっぷを複数名で使用できない
青春18きっぷが、従来のように5日分を2日間と3日間というように分けて使うことができなくなったのです。また、1枚のキップを複数名で同時に使用することも不可能になりました。
価格も5日間用が11,500円(1日当たり2,300円) から、12,050円(1日当たり2,410円)に値上げ。3日間用は10,000円(1日当たり約3,333円)と38%以上も割高です。
青春18きっぷが、従来の5回使えた自由度を失い、3日間もしくは5日間連続で使用という縛りが生じると、JR各社が発売している連続○日間の広域フリーパス(乗り放題周遊キップ)に注目が集まります。
青春18きっぷより高額な周遊キップ
JR各社の広域周遊キップの多くは青春18きっぷよりも高額ではありますが、青春18きっぷでは利用できない特急への乗車が可能なキップもあるのが大きなメリットです。
地方路線では、普通列車が減便されていることや接続時間が長くなっていることを考えると、決められた日数をフル活用するには、特急の乗車が欠かせません。
そこでJR各社が発売するフリーパスを再考して、青春18きっぷとは違ったアプローチで乗り鉄を楽しみましょう。フリーエリアは各JR内に限定されますが、春夏冬に発売されていた青春18きっぷとは異なり、通年発売のキップであることも旅の自由度が広がります。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「青春18きっぷのサービス改悪は周遊キップで対応」