遺産相続や不倫など親族間や家族間のトラブルを有利に導くために、盗聴は日常的に行われています。盗聴器が手軽に購入できるようになったため、家族や親族が仕掛けるケースが増えているのです。もし自宅の電源タップにシールが貼ってあったら盗聴器かもしれません。その理由を見ていきましょう。

盗聴器の電波に割当ては存在しない

盗聴器といえども工業製品。同じ部品を使って製品化されています。そのため、盗聴器の周波数も数波に限られています。とはいえ、盗聴器はアンダーグラウンドな製品です。

国内の電波を管理する電波法とは無関係な、割当て周波数など存在しない不法な電波になります。しかし、こうして盗聴器に使われる周波数がある程度、固定されてきました。

調査のプロの探偵などにとって高価な盗聴器であっても使い捨ての消耗品。回収はしません。ただ、専用の受信機は使い続けるので、受信機のチャンネルと同じ盗聴器を買い足すために、チャンネルが表示されるようになったといわれます。

盗聴器のシールはチャンネルを表す

実際には、盗聴器の周波数にはAch・Bch・Cchというチャンネル呼称が付けられ、盗聴器本体にそのチャンネルのシールが貼られています。具体的には、Ach=398.605MHz・Bch=399.030MHz・Cch=399.455MHzという周波数です。

このため、見慣れない電源タップがコンセントに差さっていて、そこにAやBと書かれたシールが貼ってある場合は、それが盗聴器である可能性が大というわけ。シールが盗聴器の目印になります。

昨今の探偵は盗聴器以外の方法で情報を収集しているのが実情です。今、盗聴器を購入しているのは一般人。ネットで得た盗聴の知識で、家庭内のトラブルを解決するために盗聴器を仕掛けているケースが多いのでした。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「電源タップにシールが貼ってあると盗聴器かも?