
飲酒運転を取り締まる「飲酒検問」は、警察官にとってはポイントが稼ぎやすい取り締まりの1つ。そのぶん、飲酒検問はさまざまなノウハウの宝庫といえます。例えば、飲酒検問は大通りを避けるドライバー心理の裏を突く場所で行われます。また、飲酒検問を避けようと手前の路地に逃げ込んでも、警察官がしっかり待機しているのです。
飲酒検問の取り締まりは意表を突く
夜間に実施されることの多い「飲酒検問」は、交通違反取り締まりの専門部署である交通機動隊だけでなく、パトロールが中心の自動車警ら隊も独自に行うことが可能です。
警察官にとって、飲酒検問はポイントが稼ぎやすく手っ取り早い取り締まり。「今月は飲酒取り締まりが少ないからやるか」という感じで、思い立ったら始められるのが飲酒検問だといいます。
そんな飲酒検問が行われるのは、大通りを避けるドライバー心理の裏を突いた場所。幹線道路から1本入った通りで飲酒検問は行われることが多いといいます。
飲酒検問の取り締まり付近で待ち伏せ
実際、飲酒検問は幹線道路から1本入った一方通行など、逃げようがない場所やドライバーの意表を突いた場所が選ばれることがほとんど。幹線道路から1本入って回り道をしたつもりでも、飲酒検問からは逃れられないわけです。
飲酒検問時は、警察官を2名ほど配置するケースがよくあるパターンです。ただし、近くの路地の奥などにも、白バイや他の警察官が待機しています。飲酒検問で路地などに逃げようとすると即座に取り締まられるわけです。
そもそも怪しいクルマは飲酒検問の前で減速したり、路地に逃げようとしたり、Uターンしようとしたりと、飲酒検問までの動きでバレバレ。そのようなクルマを想定して、飲酒検問の手前で隠れている警察官がすぐに駆け付ける算段になっています。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「飲酒検問はドライバー心理の裏を突く場所で実施」