Windowsには「MicrosoftDefender」というセキュリティソフトが標準搭載されており、YouTubeを見たりネット通販をしたりなど普通に使う分はこれで十分です。しかし、海賊版サイトの調査などネットの暗部に迫るなら、念のため「ZHPCleaner」のような別ツールも活用した方が安心でしょう。

ZHPCleanerがシステム深部をチェック

「ZHPCleaner」は、ブラウザに巣食う悪質なプログラムを含め、さまざまなリスクを見つけ出してくれるツール。ただし、システムを深部までチェックするので、誤検出する可能性もあります。PCが正常に動作しなくなると困るため、必ず復元ポイントを作ってから利用しましょう。

「Scan」をクリックすると、システムのチェックが始まります。ブラウザに勝手に追加されたツールバーや広告を強制表示するアドウェアなどもチェック。完了するまでしばらく待ちましょう。

チェックが完了すると、見つけたリスクを詳細なリポートとして報告してくれます。今回は、勝手にブラウザを変更するプログラムであるブラウザハイジャッカーを複数発見しました。

ZHPCleanerで見つけたリスクを削除

見つけたリスクを削除するには「Repair」画面を開き、下部の「Repair」ボタンをクリック。すると、リストアップされたリスクをまとめて除去できるのです。なお、その前に復元ポイントを作成しておきましょう。削除画面から作れます。

リスクの除去後、PCの動作が安定しない場合は、コントロールパネルの「回復」→「システムの復元を開く」を選択。生成した復元ポイントを選んで、システムを復旧しましょう。削除前の状態に戻せます。

マルウェア対策を徹底したいなら、さらに別のソフトを活用するのも手です。「Emsisoft Anti-Malware」は、強力な2種類のスキャナーを実装しています。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「マルウエア&アドウエア完全対策するツールとは