
不特定多数のSNSをフォローして投資に勧誘する「SNS型投資詐欺」でグループ計90人が一斉逮捕されました。被害額は、総額約9億5,000万円に上る見込みというこの事件では、詐欺グループは「インスタ班」と「LINE班」に分かれて活動していたといいます。SNS型投資詐欺の手口を詳しく見ていきましょう。
SNS型投資詐欺グループ2組を摘発した
2024年7月、大阪府警は大阪市内に拠点を構えていた「SNS型投資詐欺」グループ2組を摘発し、メンバー計90人を逮捕しました。被害額は、総額約9億5,000万円に上る見込みです。
この2つのグループは、SNSを通じて投資の講師になりすまし、為替相場の上下などを予想する「バイナリーオプション取引」に関する情報商材の購入費の名目で、複数人から現金を詐取していた疑いがあります。
報道によると、詐欺グループは「インスタ班」と「LINE班」に分かれて活動。各メンバーは若い女性などになりすまして不特定多数のSNSをフォローしたり、メッセージを送信したりして、返信があったアカウントに対し、個別に投資話を持ちかけていました。
SNS型投資詐欺は反応あれば投資勧誘
詐欺グループは投資手法の信頼性を高めるため、ブランド品などの写真を掲載し、あたかも「投資で成功した」かのような投稿をして相手を信用させていたといいます。
警察は、拠点からスマホ約1,800台、PC60台、勧誘マニュアルなどを押収。グループは「稼げる仕事がある」などと勧誘し、メンバーを増やしていたといいます。
SNS型投資詐欺の手口は、まずインスタ班がSNSで不特定多数に接触します。そして、ターゲットから反応があればLINE班につなぐ仕組み。LINE班がLINEで投資に勧誘するわけです。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「被害総額9億円超のSNS型投資詐欺の手口とは?」