
2025年1月、日本民間放送連盟(民放連)は、SNSや動画投稿サイトで違法にアップロードされている民放番組の調査結果を発表。調査対象は、2024年11月下旬からの1か月間で、YouTubeとSNSで、YouTubeでは登録者数1万5千人以上のチャンネルのうち54チャンネルで5,745件の違法投稿が確認され、総再生回数は約17億回に達していました。
無断投稿で広告費換算17億円分が流出
SNS(TikTok、Facebook、X)や動画投稿サイトで違法にアップロードされている民放番組の調査結果によると、違法にアップロードされている民放番組の総再生回数は約17億回に達していました。
広告費換算では17億円が流出している計算になるといいます。また、TikTokでは6,193件(再生回数5億回)、Facebookでは4,117件(1,400万回)、Xでは2,469件(1億3,000万回)の違法投稿が確認されました。
さらに、違法動画に広告を出している企業は約460社に上り、その中には大手企業や地方公共団体まで含まれていたといいます。民放連はこのまま違法アップロードが続いた場合、「日本のコンテンツ制作を危機に陥れる」と警鐘を鳴らしています。
若者の半数がほぼテレビを見ていない
一方で、「若者のテレビ離れ」が進む中、実際にどれほど視聴時間に差があるのか。2025年1月、コンサルタント会社のPRIZMAは10~30代の男女を対象に「動画(YouTube、TikTok)の若者の利用実態と購買行動に関する調査」を実施しました。
その結果、1日あたりのテレビの平均視聴時間が「30分未満」と回答した人は、10代で51.4%、20代で50.6%と、若者の半数がほぼテレビを見ていないことが判明したのです。
一方、YouTubeやTikTokの1日あたりの平均視聴時間が「30分未満」と回答した人は、20代では28.6%、10代では19.6%にとどまり、若い世代ほどネット動画に時間を割いている実態が明らかになりました。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「テレビ番組の無断投稿と若者のテレビ離れの実態」