
ブルーインパルスの展示飛行は、航空自衛隊の基地上空で飛ぶ航空祭と、地域のイベントで飛ぶ場合には飛行内容(区分)が変わります。そして、使われる周波数も違ってくるのです。使用する周波数がわかれば、編隊長が各機へ出す合図が聞こえてくるなど臨場感あふれる交信が楽しめます。イベントの展示飛行の周波数を見ていきましょう。
ブルーインパルスの展示飛行の周波数
ブルーインパルスが使用する周波数は、開催基地によって異なります。周波数を見つけるのが困難なのは、自衛隊の基地以外で行われる地域のイベントでの展示飛行です。
ブルーインパルスの展開が本番の前々日ごろになる点は同じで、基本的には展示飛行をする場所に近い航空自衛隊の基地が選ばれます。しかし、香川県内の展示飛行では福岡県の築城基地に展開するなど、近いといっても地上移動とは異なる距離感です。
ブルーインパルスが展開先の基地を離陸する際は、通常の離陸の流れで周波数を変更。そして基地の管制空域を出たところで、展示飛行で使用する周波数に変更します。
ブルーインパルスが使用した周波数
イベント会場がどこかの空港の管制圏や進入管制区、TCAに入っていればその周波数。どの空域でもなければ、航空自衛隊に割当てられている非公開周波数を使用する傾向があります。
例えば、福岡市内を飛行した「世界水泳2023」での展示飛行は、「福岡TWR」の236.800MHzを使用。旅客機を止めるため、福岡空港の管制官との連絡が必須でした。
大修理を終えた姫路城の記念式典に合わせた展示飛行では、関西TCAのエリアからわずかに外れた位置だったものの、「関西TCA」の270.800MHzが使用されました。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ブルーインパルスがイベントの飛行で使う周波数」












