モバイルバッテリーの異常時には煙や焦げたニオイが発生するので、少しでも違和感があったらすぐに使用を中止するのがベターです。とはいえ、数年前の旧型モバイルバッテリーには温度センサー非搭載の機種もありましたが、発火事故が報じられるようになった昨今、設計クオリティは全体的に底上げされている印象です。

エレコムのモバイルバッテリーを分解

そこで、激安モデルとメーカー品のモバイルバッテリーを分解し、それぞれの違いを比較しました。激安モデルはLKOUYの「モバイルバッテリー大容量20000mAh」、メーカー品はエレコムの「EC-C07BK」です。

今回の検証では、激安モデルにもメーカー品にも温度センサーが搭載され、異常過熱やショートが起きても自動で電力が遮断される構造になっていました。

エレコムの「EC-C07BK」は、セルにはCCC認証マーク(中国の製品安全認証)がありますが、筐体側にはナシ。JIS C8712に準拠し、過充電や衝撃耐性も確保されています。

モバイルバッテリーの安全性を優先

筐体の装甲厚は2.5mmとかなり厚く、基板にはUSB-C/USB-A専用のDC-DC回路を備えるゼイタクな設計です。基板とセル間には隔壁が設けられ、熱やガス、ボンド剥離によるショートを防ぐ構造になっています。

固定はシリコンボンドのみですが、筐体内に隙間を持たせることで衝撃を逃がす“柔構造”を採用。基板回路ではUSB信号線に逆電圧防止ダイオードを装備し、2系統の電源回路も同時送電不可とすることで安全性を優先。PD出力にも対応しています。

実測容量は17,778mAhで、60分経過後電圧は5.05V。2.0A負荷放電時間は392分56秒でした。サイズ/重さは75W×150H×27.6Dmm/435。実勢価格は3,590円です。(文/ハンダマスターかしま)

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「エレコムのモバイルバッテリーは安全性重視の設計