アナログ波のバス無線で活発に交信しているのが、「東京空港交通」です。空港リムジンバスと呼ばれ、都心主要部と東京国際空港や成田国際空港を結ぶ路線を多数の便で運行しています。路線は、渋滞多発の首都高速道路を使って展開されているため、渋滞を迂回するルートが運行指令所「リムジン東京」から伝えられます。

リムジンバスの無線で空いている道

指令「リムジン東京よりお知らせいたします。現在ですね、山手トンネルの外回り、山手トンネルの外回り、西新宿ジャンクションの渋滞が出始めています。羽田発多摩方面、西東京方面に行かれる方、初台南降りの一般道が順調です。初台南降りの初台乗り、こちらで向かってみてください」

指令「続いて9号線の上り、9号線の上りは福住付近からの渋滞となっております。レインボーの上り、レインボーの上りもですね、芝浦パーキング先からの渋滞となっていますので、成田から都心向かわれる方、9号線、9号線から行ってみてください。よろしくお願いします」

空港リムジンバス全車への一斉通報なので、首都高速道路の路線名を2回告げたうえで、渋滞の状況と空いている道が指示されます。また、バスの運転手から上がってきた情報も、即座に周知します。

リムジンバス無線システムは唯一無二

指令「671、情報ありがとうございます。リムジン東京より故障車の一報です。湾岸線の東向け、湾岸線の東向けですね。辰巳、辰巳ジャンクションの分岐すぐの路肩になります。乗用が停車しています。本線は3車線キープとなっておりますので、東向け辰巳は走行注意でお願いします」

首都圏の主要駅や大型施設から羽田空港や成田空港を結ぶ空港リムジンバスの無線は、このように首都高速道路を走行するドライバーにとっては、貴重な情報源になるのです。

空港リムジンバスの無線の受信地は首都圏に限られますが、電波が強いため広範囲で受信可能。東京空港交通は東京都内に1か所(東京都庁)、千葉県内は東関東自動車道が通る四街道市と成田市の2か所に基地局を設置しています。そのため、千葉県北部でも受信可能です。(文/さとうひとし)

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「首都高の渋滞回避情報が流れるリムジンバス無線