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    2018.12.21 16:00 BUSINESS LIFEビジネス・マネー

    飲み会でポテトサラダと唐揚げを頼むべき理由|鈴木ふみ奈の『道は開ける』


    忘年会シーズン到来! 連日飲み会で飲みっぱなし……なんて方もいるかもしれません。お酒は大人の嗜みであり、ビジネスパーソンには欠かせない飲みもの。読者のみなさんもよく飲んでいるんじゃないでしょうか?

    ということで、読書コラム『道は開ける』第4回で取り上げる本はこちら、『酒好き医師が教える 最高の飲み方』(日経BP社)。さらに、ビジネスパーソンに欠かせないもう1つの飲み物・コーヒーについても書かれた『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』(クロスメディア・パブリッシング)もご紹介します。

    ※今回、撮り下ろし写真は”飲み会風”スペシャルバージョンでお届けします!

    ◆第1回はこちら→「4倍以上の仕事をこなし、2倍以上の自由時間を確保する方法」

    ◆第2回はこちら→「スマホの待受を変えるだけで体調がよくなる?」

    ◆第3回はこちら→「グラドルの次は起業家or宇宙飛行士? 人生100年時代の可能性は∞」

     

    「酒好き医師」がお酒のウソ・ホントを徹底検証!

    『酒好き医師が教える 最高の飲み方』は、お酒にまつわるいろいろな疑問を、それぞれ詳しい医師の方が解説する形式になってます。

    「つらい二日酔いを回避する方法」とか「14万人調査で判明! 病気にならない飲み方」とか、31のトピックがあって。お酒っていろんな説があるけど、それを一つひとつ「これは正しかったんだ」「これは正しくなかったんだ」って紐解いていけるのがすごくよかったです!

    実は私、そんなにお酒強くなくて、でも飲めるようになりたいって思ってたので、とってもためになりました。

    たとえば、「お酒を飲んだら同じだけ水を飲むのが酔わないコツ」だけど、「水をがぶ飲みしすぎると、体内のナトリウム量が減って逆に気持ち悪くなることがある」と。

    私、いっつもその状態になってたんですよ! 少しでもお酒飲んだら大量の水を飲むようにして、そしたら余計に気持ち悪くなるっていう謎の現象が起こってて。「これだったのかー!」って謎が解けました。笑

    あとはお酒の数式っていうのがあって。「この1杯を飲んだらどれくらいの時間で消化できるか」っていうのを計算する方法があるんですね。

    この本、みんな義務教育で読めばいいのに。高度な数式とか覚えるよりお酒の数式を覚えておけば、将来、「これ飲んだら何時間かかるね〜」とかちゃんと計算できて、楽しく健康的に飲めてハッピーじゃないですか?笑

     

    「酒は鍛えれば強くなる」はウソ? ホント?

    でもほんとに、この本を通して、「正しい飲み方を知らずにただただお酒を飲むのって、こんなにも怖いことだったんだな」って知りました。やっぱり情報は大切。少しでもお酒を飲む機会がある人は、この本を読んで正しい知識を得ておくべきだなって思います。

    たとえばよく聞くのが、「酒は鍛えれば強くなる」説。これはね、要注意ですよ!

    お酒が飲めるか飲めないかって、実は遺伝で決まっちゃってるんです。

    両親ともにお酒に強い、つまり「強い遺伝子」を2本持ってる人は、お酒を飲んだときに出る有害物質「アセトアルデヒド」をすぐ分解できて、お酒に強い人。“酒豪”タイプですね。

    「弱い遺伝子」が2本の人は、アセトアルデヒドを分解できない、お酒に弱い人。こういう人には絶対無理に飲ませちゃダメです!

    そして「強い遺伝子」と「弱い遺伝子」がそれぞれ1本ずつの人は、飲むほど強くなる、「鍛えれば強くなる」可能性のある人らしいです。

    これ、人種によって差があって、白人や黒人はほぼ100%が強い遺伝子らしいんですよ! ずるい、ほんとに!笑

    で、日本人を含む黄色人種は、約50%が強い人。40%が鍛えれば強くなる人。10%はいわゆる“下戸”で、飲めない人らしいです。

    私、あんまりお酒強くないって書きましたけど、40%か10%のどっちかですね。母が激弱で、父が「まあ普通に飲むかな」ぐらいなんですよ。だからハーフ&ハーフかな。笑

    でも、40%であってほしいです! それだったら強くなる可能性ありますからね。遺伝子を開花させればいい。笑

    ただ、「そういうタイプの人が一番危ない」とも書いてあって。「飲んで強くなった!」っていう自負があるから無茶な飲み方しちゃったり、依存症になりやすいんだそうです。怖すぎる……絶対気をつけます……!

    →NEXT:ポテトサラダと唐揚げを頼むべき理由

     

    酔わないコツは「まず油ものを食べる」

    いま、「自分は酒豪タイプじゃないな〜。でもお酒は楽しみたいな」って思ってる人がいたら、朗報です! つまり私のことなんですけど笑、この本には医師が教える「酔わない飲み方」もたくさん書かれてますよ。

    たとえば、飲むときの「食べもの」ですっごく変わるんですよ! 

    「酔わない」コツは、アルコールが体内で吸収されて全身に回るまでの速度を遅くすること。じゃあお酒はどこで吸収されるかっていうと、まず胃に溜まって、次に小腸へいく。胃で吸収できる割合は5%くらいで、残り95%は小腸で吸収されるんです。

    だから、飲む前に胃に食べものを入れておけば、そこでアルコールがとどまってくれる。一気に小腸にいかなくなるから吸収が遅くなって、酔いにくいんだそうです。「空きっ腹でいきなり飲んだらダメ」ってこういうことだったんですね。

    この日のお店「恵比寿でですけ」のポテトサラダはなんとモナカ入り

    これ、すごいびっくりしたのが、まず「油もの」を食べるのがいいってこと!

    油ものは胃もたれするとか言いますけど、それだけ胃での滞留時間が長くて吸収に時間がかかるんです。だからポテトサラダとか、マヨネーズを使ってるものがおすすめらしくて! あと唐揚げとか、フライドポテトとか……全部飲み会の鉄板じゃないですか!?

    油ものって普段敬遠されがちですけど、これで堂々と食べれます。笑

    油のほかに、豆とか山芋とかオクラとか、ネバネバ系もいいんですよ。ネバネバをつくる「ムチン」っていう成分が胃の粘膜を保護してくれるそうです。ネバネバ、優秀!

    あと、関連して、「炭酸割りよりロックのほうがまだ酔いにくい」っていうのもびっくりでした。炭酸は胃を刺激して吸収をよくするから酔いやすいと。私、梅酒をよく飲むんですけど、「なるべく酔わないように」ってよく炭酸で割ってたので、ショックでしたね〜。

     

    赤ワインと日本酒は美容効果あり

    梅酒と言えば、お酒の種類別の効能について書いてあったのがおもしろかったですね。

    私、飲むとしたら梅酒か赤ワインなんですけど……赤ワインは抗酸化作用のある「ポリフェール」を多く含むので、健康にも美容にもいいそうです。

    ポリフェノールって5000種類以上あって、お茶とか野菜とかにも含まれるんですけど、中でも「なんで赤ワインのポリフェノールがいいのか」っていうのもちゃんと書いてあって。赤ワインのポリフェノールは、体に吸収されやすいし、一杯あたりの含有量も多いから摂取しやすい。加熱しても平気だから、料理に使うのでもOKなんですね。

    「え、赤ワインって無敵じゃない?」って嬉しかったです。

    日本酒に含まれるアミノ酸が肌にいいっていうのも初めて知りました!

    言われてみれば、メイクさんが勧めてくれる化粧水に日本酒の成分が入ってるやつがあったりして。

    それも、安いお酒のほうがいいんですよね。笑 「大吟醸」とか、お米の外側を削って、よーく磨いてつくったお酒のほうが、雑味がなくて価格が高くなるんですけど、この本は「その外側の部分に栄養価がある」っていう。

    だから、「肌にいい日本酒を飲みたければ安い方でいいんだぞ!」って言える。お財布にやさしい。笑

    こうやってお酒別で効能が分かれてると、スケジュールに合わせて飲むものを変えられるからいいですよね。

    「明日撮影のお仕事だから肌にいいやつを」、とか……いや、撮影前日はさすがに飲まないですよ!笑

     

    →NEXT:飲み会と男性ホルモンの関係

     

    コーヒーは「飲むタイミング」が最重要

    ビジネスパーソンにおなじみの飲み物といえば、お酒ともう1つ、コーヒーがありますよね。それについてはこちらの『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』が詳しかったです。

    私、この本めちゃめちゃ実践してますよ。コーヒーって、疲れをとったりパフォーマンスを高める効果があるって知って、自分でコーヒーメーカー買いましたもん。笑 あと、母がすごいコーヒー大好き人間で四六時中飲んでるので、この本、ソッコー家族LINEで紹介しました。笑

    コーヒーの効果を十分に得るには、タイミングがすごく重要だそうですたとえば夜に飲むと、カフェインが眠りの質を下げちゃって次の日にも影響する。ここ読んでから、夜はコーヒー類を控えるようにしてます。

    実は夜だけじゃなくて、「目覚めの一杯」もよくないんですよ。朝起きたとき、体から目覚めるためのホルモン「コルチゾール」が出てるんですけど、そこでコーヒーを飲むと逆に抑制しちゃうらしくて。10時頃、会社員なら出社してちょっと落ち着いたころに飲むのが最高らしいです!

    そういう、「この一杯が仕事にどう影響するか」って考え方ができるようになったのは、やっぱりこういう本で得た知識のおかげですね。

     

    適量が大事! 飲み方にもコツがある。

    この2冊を読んで思ったことは、「適量」がどれだけ大切かってことですね。

    飲み方にもコツがあって、何も考えずにガバガバ飲んじゃうと絶対よくない。量とかタイミング、種類、食べ合わせとか……ちょっとした条件を守れば、体に悪いどころか健康や美容にいいし、仕事の生産性も上がるし、何より楽しく飲めるんです。

    みなさんもお酒にまつわる知識を得て、忘年会シーズンを楽しく乗り切ってくださいね。

    ちなみに……「飲み会の席に女性が一人でもいると、男性ホルモンが分泌される」なんて話もありました。男性同士でも出るんですけど、更にアップすると。「人間って単純だな〜」と思いました。笑

    〈今回の格言〉「お酒は百薬の長!(条件付き)」

    ▼今回の書籍

    『酒好き医師が教える 最高の飲み方』
    (日経BP社)
    鈴木ふみ奈 Suzuki Fumina
    1990年生まれ。埼玉県出身。オフィスポケット所属。愛称は「ふみにゃん」。
    日本大学芸術学部音楽学科サックス専攻卒業。2009年より雑誌のグラビアを中心にタレント活動を開始。ミスFLASH 2011グランプリ。第3回「AKIBA TOKYO COLLECTION」グランプリ。ミス・ワールド・ジャパン2018ファイナリスト。趣味・特技はサバイバルゲーム、麻雀、読書、サックス、ピアノ、殺陣、ハイキック、ハンドスプリング。
    【最新出演情報】
    ドラマ24 フルーツ宅配便(テレビ東京系)2月1日、15日放送
    舞台 秦組vol.11「月の谷 赤い石」2月6日~17日(月の谷に出演)
    最新DVD&Blu-ray「Golden Smile」(ラインコミュニケーションズ)2月20日発売

    【取材協力】
    恵比寿でですけ http://www.dedesuke.com/ebisu/
    Bar Rocaille(バーロカイユ) https://www.bacchus-jinnan-shibuya.com/
    Photo Coji Kanazawa

    情報提供元:BUSINESS LIFE
    記事名:「飲み会でポテトサラダと唐揚げを頼むべき理由|鈴木ふみ奈の『道は開ける』

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