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    2018.06.05 14:28 BUSINESS LIFEビジネス・マネー

    仕事ができる人・できない人の差は「足元」にあった!「週末メンテナンス」で見た目も心も整えよう


    「一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか?」(著:渡辺鮮彦)より

     

    「手入れの行き届いた靴」は高いマネジメント能力の表れ

    魅力的な人、仕事ができる人というのは、「足元」をおろそかにしません。
    もしもあなたが普段から憧れている、尊敬している人がいるならば、その人の足元を見てみてください。
    きっとしっかりと手入れの行き届いた靴を履いていることでしょう。

    そう、靴の手入れとは仕事を行うのと同じ能力が求められるのです。

    それは「マネジメント能力」と端的に表現することができます。

    今回は靴のメンテナンス=マネジメント能力の現れである、ということについて、紹介していきましょう。

     

    「手入れを怠らない」ことは「価値を高める」ことに直結する

    靴のメンテナンスは、マネジメントの本質そのものです。

    必要十分な投資を、しかるべきタイミングで継続的に行う。その工程の中で会社の質や規模が充実していくのと同様に、靴もしっかりとしたメンテナンスを行うことで、「道具」の枠を超える存在へと価値を高めていくことができます

    とあるワイナリーオーナーの方は、同じようなチャッカブーツ(すべてイギリス製のスタンダードなデザインのもの)を、3~4足お持ちでした。それぞれ手入れと修理をしながら、修理が不可能な状態になるまで毎日代わる代わる履き、おおよそ15~20年でようやく新しい一足と交換する、というサイクルを長年にわたって繰り返しているそうです。

    もちろん彼は、新品を買うのをケチってパッチで補修をしているのではありません。継続的な保守や更新が必要な会社の設備などと同じ観点で、自らの足元のことも考えているのです。壊れたら新しいもので補充すればいい、といった単純な使い捨て志向ではなく、継続して手入れすることで、いつしか元あったもの以上の価値をもつようになる——「これこそマネジメントの本質だ」と、一人の経営者として身が引き締まる思いでした。

     

    「夢を追うためにはまず足場を固めなさい」

    ”Keep your feet on the ground”という表現をご存知でしょうか。
    日本語に直すと「現実をしっかり見据えるべし」「夢を追うためにはまず足場を固めなさい」と言う意味です。

    “Feet(フィート)”は「足」を意味する”Foot(フット)”の複数形。堅実であること、そして謙虚であることの大切さと「足」が結びついた表現です。

    フィートはイギリスやアメリカでは今日でも長さの単位として日常的に使われています。昔のイギリスの王様の足の長さを基にした単位だそうですが、例えば身長を測るときには、彼らはセンチではなくフィート(1フット=約30.48センチ)と、それを12等分したインチ(1インチ=約2.54センチ)とで示すことが、よくあります。

    つまり、足元は彼らにとって、単位=身近な「基礎」「基盤」の象徴であり続けているのです。

    良質な紳士靴を選んで購入することは、自らの姿勢を的確に表現できるだけでなく、ビジネスをより充実させるのに大きく貢献する、ビジネスパーソンとしての立派な「投資」だと思います

    その効果を金額として具体的に換算するのは難しいかもしれませんが、それに値するだけの価値を必ず産み出します。私自身が「見習いたい」「この人とビジネスができたら」と思わずにはいられなかったのが、何よりの証明です。

     

    靴を磨くことで疲れた頭と心が整う!

    定期的なお手入れは、その人のきちんとした印象を形成し、靴の寿命を延ばします。

    しかし、メンテナンスで得られるのはそれだけではありません。やりようによっては、精神面での効果、仕事モードへの切り替え効果も期待できます。

    例えば週末、靴磨きをしたとしましょう。キュッキュッと手を動かしていると、次第に無心になっていきます。平日忙しく働いていると、いつも何かを考えていて、頭も心もフル稼働。緊張状態が続き、知らず知らずのうちに疲れきってしまいます。

    靴のメンテナンスを通して、頭や心をからっぽにする。そうして、うまくいったこと、いかなかったこと、やり残したことなど、その週に起こったことを思い返し、自分自身の頭の中、そして心を整理していく……。

    そんな時間をつくることで、疲れた頭・心が整い、翌日からの仕事にしっかり備えることができるのです。磨くという行為は、言うなれば「自分と向き合う」ことと同じです。

    どうか「めんどうだ」という気持ちに負けず、気持ちを切り替えるためのルーティンとして定期的なメンテナンスをして欲しいものです。

     

    「週末メンテナンス」で仕事スイッチを入れよう

    継続することは、自分への自信へともつながります。靴を磨く習慣を取り入れることで、それがいつしか自分の気持ちの切り替えにも役立っていることに気付くようになると思います。

    何事も最初は少し面倒だったりします。しかしその一歩を超えることで、心の成長が得られるのです。普段、靴の手入れを怠っていた方は、今回のお話を参考にぜひ週末メンテナンスを取り入れてみてください。時間は10~20分と短くてもかまいません。

    それにより、いつもより心が落ち着き、溌溂とした気分で月曜日を迎えられると思います。足場を固めるのも自分への投資だと、考えてみてください。

     

    『一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか? (Business Life)』
    (クロスメディア・パブリッシング)

    情報提供元:BUSINESS LIFE
    記事名:「仕事ができる人・できない人の差は「足元」にあった!「週末メンテナンス」で見た目も心も整えよう

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