8日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)は、演出・藤井健太郎氏の炎上商法に、視聴者がハマってしまった形となった。
 
この日オンエアされた“説”は、「砂かけババア、家に出たら最悪説」。テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(フジテレビ系)に出て来る妖怪・砂かけババアが芸人の宅に潜み、帰ってきた彼らに砂をかけまくるという、“説”でもなんでもない、やや乱暴すぎる企画だった。
 
マテンロウ・アントニーやお見送り芸人しんいち、レインボーのジャンボたかおらターゲットにされた芸人は、ナゾの白髪女性が、ツボから手づかみで取る砂をこれでもかとかけまくられ、悲鳴をあげ、狂乱。結果、布団や家具、家電、靴の中など部屋のあらゆる個所に砂が放置されるという、前代未聞の“画づら”となった。

ちなみに、少し似たような“砂”ドッキリで、こんなものがあった。出川哲朗が部屋に帰ってきたら、あるはずの家具が全て片付けられ、そこが南国ハワイのビーチになっていたというもの。もちろん、部屋の床には一面、砂が敷き詰められていた。そこにはパラソルが刺さっており、パラソルの下を、生きているカニがのんきに横歩きしていた。それはタモリ司会の『ジャングルTV 〜タモリの法則〜』(同系)のひとコマ。

当時、そのビーチの完成度に笑ってしまった記憶があるが、今回の『水ダウ』は、芸人が次から次へとひどい目に遭う姿を、ただひたすら見させられたわけだ。当然ネットからはブーイングの嵐。「笑えない」「不愉快」「スタッフはこの後弁償したのか」「清掃代は出したんだろうな」云々……。

だが演出の藤井氏はそれも込みで企画を通し、オンエアを決めたのだろう。これまでも『水ダウ』は、人の神経を逆なでするような企画を打ち出したり、そこで露呈する芸人の汚い本性を見せてきたが、その裏には、コンプライアンスという名のもとに生ぬるい、大衆受けする番組を作るあまり、見向きもしなくなってしまった視聴者を何とか振り向かせたいという想いも、どこかにあるに違いない。いや、逆にそうした理屈や分析は微塵もなく、ただ単に「面白いから」という理由なのかもしれない。

くしくも『水ダウ』は先日、TVerアワード2年連続の「バラエティ大賞」を受賞したばかり。これは全バラエティ番組の中で再生数が圧倒的1位ということで獲得した栄誉ある賞。それだけ熱狂的なファンがいるということが証明された形となったが、今後も番組は、炎上上等とばかり攻め続けるのだろう。

(執筆者: genkanaketara)

情報提供元:ガジェット通信
記事名:「『水曜日のダウンタウン』砂かけババア企画はなぜ炎上したのか?