全世界で社会現象を巻き起こし、熱狂的なファンを持つ伝説的映画『ゴーストバスターズ』シリーズからの 待望の最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』が3月29日(金)より全国の映画館でいよいよ公開となります!
全てを凍らせる最強ゴースト<ガラッカ>とのバトルはもちろん、フィービーらスペングラー家の家族愛や、ビル・マーレイら演じる初代バスターズの再登場と過去のシリーズ作へのオマージュなど注目ポイントが盛りだくさんの本作。
『ゴーストバスターズ』シリーズをこよなく愛し、様々なイベントで盛り上げてくれる「ジャパン・ゴーストバスターズ」のみやけんさん、ばびさん、ラジさん、AB70000さんに作品の魅力や新しいガジェットについてなどお話しを伺いました!
――今試写をご覧いただいてホヤホヤの状態ですが、まずは感想を教えてください!
ばび:1時間55分という時間の中に様々な要素をしっかりと入れた、エンターテイメントとして素晴らしい作品だと思いました。
みやけん:鳥肌がずっと止まらなくて。ゴーストバスターズファンとしてはすごく楽しめる映画でしたし、ゴーストバスターズを初めて観る人でも楽しめる作りになっているなと感じました。
ラジ:待ちに待った新作が見られたということで、もう感無量です。僕らの様に84年の最初の映画で育った世代にとっても、オリジナルメンバーの登場や過去作品へのオマージュがあって大満足でした。
AB:飽きずに一瞬で終わるような映画で、ずっと楽しく観させていただきました。私は映画に出てくるプロップ(小道具)がすごく好きなんですけれど、本作には新しいプロップがたくさん登場してワクワクしました。
――『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021)から、3年後の待望の公開となりますね。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は皆さん大好きとのことですね。
AB:大好きですね。
みやけん:何度も観ています。
ばび:アフターライフってなんでしょうね、涙が出るんですよね。
ラジ:今も夜寝る前に隙あれば、毎日の様に観ています。
ばび:『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が日本で公開されてから3ヶ月後くらい、本国アメリカ公開からは半年後くらいに続編の制作が発表されて。
ラジ:『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の後のポストクレジットにも“におわせ”はありましたが、正式な決定は本当に嬉しかったですね。
みやけん:撮影を入れたら制作まで一年くらいしかない感じで、嬉しいけれどすごく早いな!という印象でした。
ばび:そのスケジュールが叶うデジタル時代ってすごいなあと思いました。
みやけん:なのでフローズンサマーの予告が解禁された時に、僕らファンってワクワクを通り越しちゃって、 予告編を全部一時停止して研究が始まりましたね。「この新しい赤いジャケットは何だ?!」とか「新しいガジェットが写っていた!」とか、全世界のファンの間で話題になっていました。一瞬の映像でもう赤いジャケットを完成させている方もいますし。ガジェットについても、新しいプロトンパックについてももちろん、「ゴーストトラップが空飛んでたね」という話題も。早速3Dプリンターで作っていたり。
ばび:特定班がすぐに動き出すんですよね。
AB:予告編を見るだけでも新しいプロップがたくさんあって。昔はすごく手作り感のあって、それもすごく好きなのですが、本作では予算がたくさんかかっているであろう精巧なプロップが多くてワクワクしました。
ばび:あとは、前作が田舎町を舞台にしていたので、今回はニューヨークということも楽しみでした。ゴーストバスターズといえばニューヨークなので、やっぱりアガりますよね。
――本作のストーリー面で好きだなあというところを教えてください!
ばび:よりフィービーにフォーカスが当たっていて、彼女の心情の変化や成長物語が良かったですね。ゴーストバスターズって元々10、20代の認知度も高いですけれど、さらに若い方が共感出来る内容なのかなって。1作目ってすごく面白いけれど、どうしてもおとぼけコメディ感が強いので、本作はまた新しいゴーストバスターズが描かれているなと思います。
みやけん:「リサーチ&ディベロップセンター」みたいなゴースト研究所が登場しますが、そこの研究員がとても気になりました。ゴーストバスターズってアニメーションもあるんですけど、研究員と同じような髪型や眼鏡をかけているキャラクターがいるんですよ。おそらくそこをオマージュしているのかなと思うのですが。
ばび:バリバリ、アニメキャラの通りなんですよ!
ラジ:僕らも自分で色々作ったりする、“ビルダー”目線が強いので同じ研究者的目線で見ても良いキャラクターですね。初代のメンバーで言えばレイモンドも良かったですし、ピーターを演じるビル・マーレイも相変わらず元気で。
AB:スペングラー家の絆が深まるストーリーが素敵でした。アフターライフからフィービーがお気に入りのキャラクターなのですが、本作では周りに子供扱いされて、フィービー自身も色々悩みますけれども、ちゃんと成長していって。初代のメンバーの活躍と、新しい家族の絆による活躍が両方描かれていて良かったです。
――ファン目線でたまらない!というポイントも教えてください。
みやけん:1,2作目に登場したゴーストなどが登場するのが昔ながらのファンとしてはやっぱりアガるんですよね。市長さんもそうですし、図書館のゴーストも、わあああ!って。
ばび:図書館の全体が映るシーンも、1作目と同じ構図でカメラ降りてきて、曲も同じという!ファンサービスすごかったです。アニメーションも当時のものを再現していました。
ラジ:ジャニーンがスーツを着て一緒に戦うのも胸熱でした。これまでは電話係か子守りくらいだったのがカッコ良く戦っていて素敵でしたね。
ばび:そしてやっぱり良いところでレイ・パーカー・ジュニアのテーマソングが流れるのが最高!あの曲をスクリーンで聴けるだけで拍手!ってなるんですよね(笑。)
――皆さんはジャパン・ゴーストバスターズ、ゴーストバスターズ日本支部として活動されていらっしゃいますが、アジアにも他にアツい支部はあるのですか?
みやけん:香港がありますね。皆さんすごく情熱的で、昨日ちょうど(※取材時)香港のメンバーが結婚式を挙げたのですが、ゼドモア役のアーニー・ハドソンさんからお祝いのメッセージビデオが来ていました。香港支部すごい!と思って。
ばび:役者の方もとてもファン想いでノリノリで協力してくれるんですよね。
みやけん:ファンのみんながさらに作品を盛り上げているということを、すごく理解してくださっていて、距離が近いですよね。私もスライマーを演じていたロビン・シェルビーさんとはよくメールでやり取りをさせていただいていて。ファンコミュニティをすごく大事にしてくださっていて、だから僕たちもより楽しく活動出来るんです。本作にもスライマーがしっかり出ているので、きっと喜ぶと思います!
――ここまで皆さんに本当に素敵なお話を聞かせていただきましたが、改めてゴーストバスターズにハマったきっかけを教えていただけますでしょうか?
みやけん:僕は1作目の『ゴーストバスターズ』をリアルタイムに見れていなくて。小学生の時『グレムリン』が公開されて、学校に行くとみんなが『グレムリン』の話をしていました。父親に「僕も観に行きたい!話に乗り遅れちゃうよ」とせがんだら連れていってくれたんですが、その時には『グレムリン』が終わっていて『ゴーストバスターズ2』が上映されていて、父に「同じようなもんだよ」と(笑)。そしたらカーン!とハマってしまって。
ゴースト=オバケだからちょっと怖がっていたのですが、普通のおじさんたちが掃除機みたいな機械を背負ってオバケ退治をしてニューヨークを救うというストーリーが子供心にすごく刺さって。それで帰り道にレンタルビデオ屋さんで『ゴーストバスターズ』を貸りてもらって、どハマりしました。ダンボールでプロトンパックを作って、妹を巻き込んでずっとゴーストバスターズごっこしていましたね。シリアスでもないし、怖くもないし、コメディ要素もあって、普通のおじさんが頑張ることで「自分でもゴーストバスターズになれる!」と思えたことがすごく魅力的だったんです。
ばび:僕は小学校の頃から、スペシャルエフェクトのマニアだったのですが、『ゴーストバスターズ』の公開時って『グレムリン』の1作目と『ゴジラ』の84年版が同じ正月映画で公開されていて、“3次大戦”と言われていて。スペシャルエフェクト的には、『スター・ウォーズ』を手掛けているリチャード・エドランドが担当していたので『ゴースト・バスターズ』が抜きん出ていたのですが、当時の15歳の中学生としては1番面白いのは『ゴジラ』だったんです。それが10代後半20代になる頃には、心の中で『ゴーストバスターズ』が1番大きくなっていて。
いつかはゴーストバスターズのコスチュームを着たいと言う気持ちはどんどん大きくなってきて、VHSから始まって、レーザーディスク、DVD、Blu-ray、4K、全て持っていますが、何回観てもゴーストバスターズって面白いんですよね
ちょっと斜に構えたコメディのセンスも好きですし、基本的に世間のはみ出し者のおじさんがピンチの時に急にヒーローになることがすごくカッコ良くて。1作目も2作目も、今回のフローズンサマーもそうなのですが、ヒーローになる瞬間の顔つきが変わる感じが本当にたまらないんですよね。
ラジ:僕はもう小学校3年の時に1作目を劇場で観たんですけど、記憶の中ではそれが1番最初に映画館で観た洋画だったもので、ヒヨコが最初に見たものを親だと思う様に大好きになっちゃいまして。親にもカセットテープのサントラを買ってもらって、もう毎日毎日聴いているぐらい好きだったんです。子供の時から、「ガンプラは好きだけど、ガンダムはそんなに好きじゃない」みたいな、カッコいいものが好きと言う子供だったので、一作目の最初に出動するシーンでのプロトンパックがカッコ良すぎて「絶対欲しい」と思いました。
ただ、当然ハリウッドで使っている様なプロップやガジェットを手軽に買えたり作れる時代ではなかったので、一旦ゴーストバスターズからは離れちゃったんですけど。年を重ねると、こういうものが買えるようになっちゃうんですよね。それで再び戻って、完全にゴーストバスターズに狂っちゃいました。
AB:私もラジさんと結構似ているんですけど、プロトンパックがもう印象的で、すごく好きで。子供の頃から工作が好きだったので、まずは段ボールとかでるところから始まった、経済力だったり技術力が上がってくると、どんどん、どんどんクオリティが上がっていって。今はもう3Dプリンターで全部自分で作れるようになったので、本当に楽しいです。インターネットの発達すごく大きいですよね。「GBFans.com」という80年代後半から90年代初めに出来たサイトがあって、そこにたくさんの情報が詰まっているので、最初はそれを参考にして作り始めていました。
本日はドイツの #ゴーストバスターズ ファンが来日したので #ジャパン_ゴーストバスターズ と一緒にソニーパークMiniのフローズンカフェへ。美味しいコラボドリンクと怖凄い内装に満足したよう。みなさんも是非!@Ghostbusters_JP@ginzasonypark #FrozenCafe #SonyParkMini#JAPAN_GHOSTBUSTERS pic.twitter.com/seztGx4aKf
— JAPAN GHOSTBUSTERS (@JP_GHOSTBUSTERS) March 24, 2024
――子供の時に観てもワクワクするストーリーと「背負ってみたい!」「着てみたい!」と思える衣装やガジェットが本当に秀逸ですよね。みなさんも今日素敵なスーツ姿ですし、カッコいいプロップを持ってきてくださいましたが、イベントなどでお見かけしたらお写真などお願いしても良いですか?
みやけん:もちろんです!私たちでよければぜひ!東京コミコンも毎年参加させていただいて、このチームを組んだのもコミコンがきっかけだったりするんです。みんなバラバラにしていたので、みんなで一緒に集まろうよ!みたいなとこからスタートした感じです。
ばび:昨年のコミコンでは初めてブースを展開したのですが、手前味噌ですがすごく人が集まってくださって。ゴーストバスターズって女性と子供のファンがすごく多いですよね 。フィンくん(フィン・ウルフハード)が出ている『ストレンジャー・シングス』の影響も大きいと思うのですが、嬉しいですね。
みやけん:このゴーストのマークって色々なグッズに展開されてるじゃないですか。アパレルもカッコ良いものが多いですし。僕の妻、元々全然ゴーストバスターズなんか見たことなかったですし、興味もなかったんですけど、好きになって今はアパレルをバンバン買っています(笑)。
ばび:そして音楽!もうあの曲が流れるとみんなが立ち止まってくれて、外国の方は一緒に歌ってくれて、本当に偉大な楽曲とマークだと思います。
――素敵なお話をたくさんありがとうございました!後編ではネタバレありで、さらに『ゴーストバスターズ/フローズンサマー』の魅力を掘り下げます!
▲皆さんが持ってきてくれたガジェットたち!
作品情報
『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』
原題:GHOSTBUSTERS: FROZEN EMPIRE
日本公開表記:2024年3月29日(金)全国の映画館にて公開
US公開:2024年3月29日予定
監督:ギル・キーナン(『モンスター・ハウス』『ポルターガイスト』)
製作:ジェイソン・ライトマン(『ゴーストバスターズ/アフターライフ』『マイレージ、マイライフ』『JUNO/ジュノ』)
脚本:ギル・キーナン、ジェイソン・ライトマン
出演:ポール・ラッド(『アントマン』)、マッケナ・グレイス(『アナベル 死霊博物館』)、フィン・ウルフハード(「ストレンジャー・シングス」シリーズ)、
キャリー・クーン(『ゴーンガール』)、セレステ・オコナー(『ゴーストバスターズ/アフターライフ』)、ビル・マーレイ(『ゴーストバスターズ』)、ダン・エイクロイド(『ゴーストバスターズ』)、アーニー・ハドソン(『ゴーストバスターズ』)
【ストーリー】太陽が降り注ぐ真夏のニューヨーク。 謎の男によって街角のオカルト鑑定店へ持ち込まれた、先祖代々伝わるという骨董品。ゴースト退治のプロである”ゴーストバスターズ”として活動するスペン グラー家は、ゴースト研究所の調査チームと協力し、その正体が全てを一瞬で凍らせる史上最強ゴースト<ガラッカ>を封印する”ゴーストオーブ”であること を突き止める。しかし、手下のゴーストたちの策略によってガラッカが封印から解き放たれてしまう。 氷のパワーでニューヨーク中を襲うガラッカ。人々が海水浴を楽しむビーチにも、突如として巨大な氷柱が大量出現!悲鳴を上げながら逃げ惑う人々をよそ にその勢いはとどまらず、ニューヨークの街は氷河期さながらの氷の世界に―。 果たして、ガラッカの真の目的とは何なのか。謎の男とは一体何者なのか。 そして、ゴーストバスターズはゴーストたちに奪われた夏を取り戻し、ニューヨーク、そして世界を救うことができるのか――。
情報提供元:ガジェット通信
記事名:「『ゴーストバスターズ』に魅せられたきっかけ、最新作の注目ポイントは?:「ジャパン・ゴーストバスターズ」座談会前編」