ゼンハイザーは、同社で初めて耳をふさがないセミオープン型の構造を採用したスポーツ用ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM Sport」を4月9日に発売します。

スポーツ用の音響システムを構築

セミオープン構造の採用と、通風孔を設けて空気の流れを高める“アコースティックリリーフチャンネル”により、密閉型イヤホンで自分の足音や衣服のこすれる音がノイズになるオクルージョン効果を低減。

空気の流れにより損なわれる低音を補うために、力強く豊かな低音を再生する10mm径ドライバーを採用している他、インピーダンスを10Ωにしたコイルと「HD 560S」と同じ振動板を搭載することにより、運動中でも低音から高音までつながりのある上質な音が楽しめます。

ノイズキャンセリング機能は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)とイヤーピースの遮音性によるパッシブノイズキャンセリングを組み合わせた“ハイブリッドノイズキャンセリング”に加えて、周囲の騒音レベルに合わせてノイズキャンセリングの度合いを自動調整する“ハイブリッドアダプティブノイズキャンセリング”を採用。外音の取り込み機能を搭載し、ランニングや周りに人がいる状況で周囲の音を聞き取ることができます。

AAC、SBC、aptX、aptX Adaptiveのコーデックに対応。対応スマホとの組み合わせで高い音質が楽しめます。本体はIP55の防水・防塵に対応。イヤホン単体で約6時間、ケース併用で約24時間の再生に対応するバッテリーを搭載し、フルチャージで1.5時間、10分の充電で45分動作する急速充電に対応します。

フィットネスアプリと連携するパフォーマンストラッキングセンサー

パフォーマンストラッキングセンサーとして、フォトプレスチモグラフィ(PPG、光電式容積脈波記録法)心拍センサーとNCT温度センサーを搭載し、心拍数と体温を計測できるのが大きな特徴です。耳は皮膚が薄いことから血管に近いこと、内耳は光の影響を受けにくく、激しい運動中でも位置が安定することから、より正確で一貫した計測が可能になります。

各種フィットネスアプリと連携し、特にPolarが提供するPolar Flowでは心拍数と体温の両方の結果を管理することができます。Apple Watch、Garmin、Strava、Zwift、Peloton、NordicTrack、Technogymでは心拍数の管理のみに対応。

本体カラーはBlackとOliveの2色。4月2日に予約受付を開始し、4月9日に発売。価格はオープンで、店頭想定価格は5万9950円(税込)です。

情報提供元:ガジェット通信
記事名:「心拍数と体温を計測してフィットネスアプリと連携 ゼンハイザーがセミオープン型のスポーツ用ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM Sport」を4月2日発売へ