成城石井は4月26日(金)から5月31日(金)まで、成城石井全店で同社初となるタイフードフェアを開催する。タイ国政府観光庁の協力のもと、「成城石井自家製 タイ風鶏肉の炊き込みご飯」や「成城石井自家製 温めて食べるタイ風春雨サラダ」など8種類の自家製総菜とデザートを開発。

今ほど日本にエスニック惣菜が浸透していなかった2009年から、多様な商品を開発してきた成城石井。ここ数年は猛暑の影響もあり、エスニック惣菜の売上は好調に推移していた。そんな中、同社があらためて着目したのがタイ料理だ。

タイ王国大使館は2000年から毎年5月に「タイフェスティバル」を国内各地で主催していることから、5月は“THAI Month”とも呼ばれている。同時期にフェアを行い「タイ料理の魅力を体感し、現地を訪れるきっかけにしてもらいたい」という同社の想いにタイ国政府観光庁が賛同し、今回の取り組みが実現したという。

フェアの対象となるのは自家製惣菜・デザート、グロサリー、デイリー、青果、菓子、酒の計63品。惣菜・デザートは全19品で、うち新商品は8品を展開する。本場のタイ料理の味や楽しみ方を意識しつつ、日本人が親しみやすい味わいにこだわった。発売前にはタイ国政府観光庁と共同で試食検討会を実施。タイ国政府同庁お墨付きの自家製タイフードが完成した。

ここからは試食会で提供された自家製惣菜4品、デザート1品を紹介する。

「成城石井自家製 タイ風鶏挽肉とスーパー大麦の春雨サラダ(ラープ・ウンセン)」(539円)はタイ東北部イサーン地方の伝統料理の一つ「ラープ」にヒントを得て開発された。「ラープ」とは肉をナンプラーや唐辛子、玉葱、ライムなどで和えた料理で、今回は鶏むね肉を使用した。本場のラープは辛味が強いが、多くの人に親しんでもらいたいという想いから、辛さは控えめに。また本来加えられる「炒ったもち米」の代わりに、蒸したスーパー大麦を活用。ライムの酸味や、春雨や人参のシャキシャキした歯応え、スーパー大麦のプチプチ食感のハーモニーが楽しめる。

「成城石井自家製 温めて食べる海老とあさりのタイ風春雨サラダ (ヤムウンセン)」(539円)は「ヤム:和える」「ウンセン:春雨」という意味の春雨サラダ。日本では冷製のイメージが強い春雨サラダだが、現地では温かい状態で食べることも多いため、レンジで温めるスタイルに仕上げた。タレはスイートチリソースをベースにナンプラーやニンニクを利かせ、タイのピリ辛万能調味料「シラチャーソース」でアクセントをプラス。さらにライム果汁も加え、辛味・酸味・甘味のバランスを整えた。辛味を足したい時は、ラー油や一味唐辛子を加えるのがおすすめだそうだ。

また近年、タイでは食事に赤ワインを合わせることが主流になっていることから、フェア対象商品にタイフードと相性のよい赤ワインを選定。フルーティー感がハーブやスパイスと見事にマッチし、「タイフード=ビール」という概念が覆された。

「成城石井自家製 殻付き海老と香味野菜のトムヤム焼きそば」(647円)は米麺にココナッツクリームを使用し、酸味や辛みの中にまろやかさが感じられる一品。玉ねぎやにんじん、パクチーといった定番具材に加え、セロリをプラスしたことで、最後まで飽きずにおいしく食べられる。殻付き海老やフライドオニオンの香ばしさ、セミドライトマトの酸味がバランスよくまとまっているのも特徴だ。

「成城石井自家製 タイ風鶏肉の炊き込みご飯 (カオ・モック・ガイ)」(755円)はタイ南部のイスラム系のタイ料理。イエローカレーペースト、ターメリックを用いてジャスミンライスを炊き上げ、スパイシーな鶏もも肉、アチャード(野菜の甘酢漬け)、ゆで卵、パクチー、野菜炒め、セミドライトマトをトッピングした。ピリッとスパイシーなご飯と鶏肉をアチャードと合わせたり、スイートチリソースと絡めたりと、多彩な楽しみ方で味わうことができる。

「成城石井自家製 ココナッツクリーム入りスパイシーミルクティーゼリー(マンゴー添え)」(323円)はタイでは定番の練乳を使ったスパイシーなミルクティーと、マンゴーの相性の良さに着目したスイーツ。土台のミルクティーゼリーにはセイロンティー茶葉を使用。さらにココナッツクリームを加えることで甘味とコクを引き立てた。本場タイにはない成城石井オリジナルデザートとなるが、エキゾチックらしさ溢れるテイストだ。

このほか、「成城石井自家製 5種揚げ野菜と鶏そぼろの冷製グリーンカレーヌードル」(712円)など合計8つの自家製惣菜が登場。本場で使用する調味料を幅広く用い、本格的な味わいに仕上げた。

成城石井が運営するワインバー「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO」7店舗全店においてもタイフードフェアを開催。期間限定のフェアメニュー5品が登場する。

「銘柄黒毛和牛ウチモモと海老、シラチャーマヨのエスニック風ステーキサラダ」(写真手前/2,849円)は黒毛和牛ウチモモのステーキを、パクチーを効かせたエスニック風のサラダとともに味わえる。シラチャーを合わせたマヨネーズとスイートチリソースが添えられ、味変を楽しめるのもポイントだ。このほか、「タイ産マンゴーと14ヵ月熟成ハモンセラーノのアペリティフ」(写真右奥/869円)などを提供する。

さらにタイフードフェアの開催記念として、4月26日(金)から5月31日(金)までプレゼントキャンペーンを実施。成城石井店舗でフェア対象商品を購入後、公式アプリからレシートの画像をアップロードまたは専用台紙に貼付のうえ郵送で応募した人の中から抽選でプレゼントが当たる。タイ国政府観光庁提供の「バンコク2泊4日ツアー」や「成城石井 desica エスニックセット」などタイにちなんだ魅力的なプレゼントを用意する。

スパイスやハーブを多用することから、家庭で作るにはなかなか難しいタイ料理。ぜひこの機会に、本格的なタイの味覚を手軽に楽しんでみてはいかがだろうか。

成城石井タイフードフェア:
https://www.seijoishii.com/etc/thai_food_fair/2024/

情報提供元:ガジェット通信
記事名:「成城石井が初のタイフードフェアを開催、惣菜やデザートなど8品が新登場