ミヒャエル・ハネケに師事し世界中の観客を魅了し続けている気鋭監督ジェシカ・ハウスナーが、ミア・ワシコウスカ(『アリス・
イン・ワンダーランド』)を主演に迎えた映画『クラブゼロ』が、12⽉6 ⽇(⾦)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開となります。

名⾨校に赴任してきた栄養学の教師、ノヴァク(ミア・ワシコウスカ)。彼⼥は“意識的な⾷事/conscious eating”という、「少⾷は健康的であり、社会の束縛から⾃分を解放することができる」という⾷事法を⽣徒たちに教える。無垢な⽣徒たちは彼⼥の教えにのめり込んでいき、事態は次第にエスカレート。両親たちが異変に気づきはじめた頃には時すでに遅く、遂に⽣徒たちはノヴァクとともに【クラブゼロ】と呼ばれる謎のクラブに参加することになる――。⽣徒たちが最後に選択する、究極の健康法とは︖そしてノヴァクの⽬的とは?

世界を不安にさせるイニシエーション・スリラーが、遂に⽇本へ上陸︕ 「まさか全部⾷べるつもり︖」空腹に耐えきれない⽣徒と、⾒事な“意識的な⾷事”をみせマウンティングする⽣徒極限状態のランチタイムを収めた<本編映像>が公開︕

今回公開されたのは、栄養学の授業を履修するラグナ、エルサ、ヘレンのランチタイムを切り取った本編シーン。ランチタイムにも関わらず、エルサとヘレンの⼤きなプレートの上に乗せられているのは、たった⼀つのポテトのみ。フォークに刺さった⼩さく刻まれたポテトを⾒つめながら、深く深呼吸を⾏い、ゆっくりと⼝に運んでいく⼆⼈。ノヴァクが説く⾷事法を難なく実践することができているエルサは、「(中国語のテストも)A だった。勉強しなかったけど、すごく簡単に感じた」とその成果が成績にも結びついていることをアピールし、さりげなくマウンティング。

⼀⽅、⼆⼈とは対照的に浮かない表情を浮かべるラグナ。彼⼥のプレートの上には“3つも”ポテトがあり、エルサはそれを⾒逃さず「全部⾷べるつもり︖」と釘を刺す。忠告するエレサを睨みつけながらも、我に帰ったかのように震える⼿で⾷事法を実践するラグナ。しかし空腹に耐えきれなくなったラグナは、ポテトを鷲掴みにし乱暴に⼝に運ぶ。“予想外の暴⾛”にエルサとヘレンも⾔葉を失い、⼾惑いの表情を浮かべながら互いの顔を⾒つめ合うところで、映像は締めくくられています。

⽣きる上で誰もが切り離すことができない「⾷」と「親はいかにして⼦供を守れるのか」という疑問を、ジェシカ監督ならではの視点で提⽰する本作。「⾷事はとても個⼈的かつ社交的なことで、特に責任感と帰属欲求の⾼い若者が拒⾷に陥れば、究極の抵抗の形が完成してしまうのです」と警鐘を鳴らします。“⾃制⼼を鍛えたい” “環境問題を解決したい”…今回公開された本編映像に登場する彼⼥たちも、さまざまな信念や⽬的を胸に栄養学の授業を選択。ノヴァク先⽣が説く【最新の健康法】を忠実に実践する⽣徒たちの⾔動は次第に過激さを極め、“ヤバい健康法”にのめり込んでいく恐ろしい物語が描かれます。

純粋無垢な若者たちがノヴァクに導かれる先は、幸福か、破滅か――。その衝撃の結末から⽬を逃さぬよう、ぜひスクリーンでご覧ください。映画『クラブゼロ』は、12⽉6⽇(⾦)より全国ロードショー。

(C) COOP99, CLUB ZERO LTD., ESSENTIAL FILMS, PARISIENNE DE PRODUCTION, PALOMA PRODUCTIONS, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, ARTE FRANCE CINEMA 2023

情報提供元:ガジェット通信
記事名:「食べる“ポテトの数”でマウンティング? 映画『クラブゼロ』極限ランチをとらえた本編シーン