國學院大學 人間開発学部 地域ヘルスプロモーションセンターが主催する「第9回 地域交流 スポーツフェスティバル」が、同大学・横浜たまプラーザキャンパスにて、10月20日に開催。本イベントは、未就学児童から高齢者まで幅広い年代の方が楽しみながら体を動かし、スポーツを通じた健康維持や成長を考える地域貢献の一環として、毎年開催されていて、無料で参加できる。

本イベントは毎年開催されており、今年のコンセプトは「チャレンジ!スマイル!ハイタッチ!」。多くの学生が企画や運営に参加しているイベントであり、当日は主催している地域ヘルスプロモーションセンターの学生に案内をしていただいた。

同センターの岩永さんは、今回のコンセプトについて「会場にあるさまざまなミッションにチャレンジしていただいて、皆さんに笑顔になっていただいて、『また挑戦してみてね、よく頑張ったね』という意味で、最後にハイタッチをして、みんなに笑顔で帰っていいただく、ということを目的としています」と説明してくれた。実際にチャレンジを終えたあとには、学生と子どもたちがハイタッチをしている場面を多く見ることができた。

イベントはキャンパス内のアリーナや球技場を使用して行われた。アリーナなどがある「SPORTS SQUARA 1」の2階での体力測定と脳とからだのエクササイズは、子どもから大人まで、本格的な機器を使用して体の健康状態を知ることや、体と頭を使うエクササイズを楽しむことができた。実物そっくりの食品サンプルを使った食事チェックは、普段の食事の健康バランスがどうなっているのかを楽しみながら知ることができる。

1階のアリーナでは、時間制で実施される「遊びながらうまくなる!ボール投げ教室」「体験してみよう!スポーツ現場での応急処置」「みんなで楽しもう!ブレインレクリエーション」が開かれ、多くの方が参加していた。同じくアリーナでの「きわめろ忍びの道!忍者道場へようこそ」と「いろんな遊びにチャレンジ」では、忍者になりきってアスレチックにチャレンジしたり、ストラックアウトやラダーゲッターなどの遊びを未就学児から小学生までが体験することができ、何度もチャンレンジする子どももいた。

B1階では子どもと一緒に保護者も楽しめるチャレンジがあり、蹴球部によるサッカー体験と準硬式野球部による野球体験も行われた。

前年は、約500名が参加したというイベントだが、混雑により待ち時間ができてしまったプログラムもあったという。そのため、前年に引き続きプログラムごとの混雑状況が一目でわかるモニターを廊下などに設置し、空いているプログラムに参加者が行けるように工夫がされている。さらに、今年からは整理券システムが導入され、アリーナで行われたボール投げ教室や応急処置の講習については、事前に整理券を受け取っておくことで優先して参加できるよう改善もされていた。

また、それぞれのブースには合計9個の謎解きチャレンジがあり、正解した数によって景品がプレゼントされていた。プレゼントがもらえるため、参加した子どもたちは謎解きをするためにまだチャレンジしていないプログラムに積極的に参加するきっかけにもなっている。

本イベントは地域の幼稚園や小学校などを中心に広報活動を行っているため、地域の方が多く訪れ、楽しみながら健康に関して興味を持てる内容となっている。また、企画・運営する学生たちとしても、地域の方と交流をすることで普段学んでいることを参加者の方に教えたり受け応えをしたりという実践ができる学びの場にもなっている。

情報提供元:マガジンサミット
記事名:「野球部&サッカー教室、体力測定、謎解きチャレンジなど、國學院大學「地域交流 スポーツフェスティバル」が開催!