サムネイル

5月13日に放送された「ゴッドタン」(テレビ東京)。

「第4回気づいちゃった発表会」という企画では、複数の芸人が集まって”誰も気づいていない世の中の真実”を発表。

その中で女性ピン芸人の吉住さんが、番組ADの働き改革によって若手芸人の負担が増えてしまっていると指摘をしました。

関連記事:吉住「次、その言葉を発したら私はあなたを殺します」岡野陽一のひと言にブチギレ

吉住「だからテレビ嫌いなんだよ」

5月13日に放送された「ゴッドタン」(テレビ東京)にお笑い芸人の吉住さんが出演。

若手芸人に対するギャラ事情に対して私見を述べました。

吉住さんは「”若手芸人が〇〇してみました”、”若手芸人が〇〇調べてみました”みたいな番組で、昨今の働き方改革によって番組ADが残業できなくなっている。本来ならテレビマンがやるべき、番組の下調べを、賃金の安い若手芸人がさせられている」と訴えます。

「平気で時間もめちゃくちゃ押さえられて、若手はバイトもできない、でもギャラがめちゃくちゃ安い」と嘆くとこれには番組MCを務めるおぎやはぎの2人や劇団ひとりさんも納得のようで、頷きながら聞いていました。

さらに吉住さんは、「視聴者の方にお伝えしたいんですけど、若手芸人を救えるのはあなた達だけです!よろしくお願いします」とカメラ目線で切実な思いを伝えました。

「売れてない芸人やあまりテレビに出たことのない芸人だと、もしかしてこの番組で売れるんじゃないかって希望をもって一生懸命頑張るんです。けど、そういう番組に限って若手を雑に扱ってるんだから、上手に映すことができないんですよ」という意見に対して、おぎやはぎ・矢作兼さんが「面白く見えるようにやってくれないんだ」とフォローすると、すかさず吉住さんは「仕事できないんだから!」と強く主張。

「そうか~、言われてみればそうだな~」とMC陣やほかのゲストも吉住さんの気づいた点に共感し、「めちゃくちゃ悔しい、馬鹿にしすぎ、だからテレビ嫌いなんだよ」と最後までスタジオを盛り上げる吉住さんでした。

関連記事:吉住、『キングオブコント』決勝前日に岡野陽一から来たLINEにドン引き

若手お笑い芸人のお金事情とは?

皆さんは若手芸人のお金事情にどういったイメージをお持ちでしょうか。

「若手芸人=貧乏」というイメージが強いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

なぜなら、若手芸人の収入源は主にアルバイトで稼いだお給料だからです。

所属事務所が定期的に開催するお笑いライブの予定を入れようとすると、「この日だけは俺がいないとバイト先がまわらないから!」と断る、バイトに注力し過ぎている芸人さんもいるようです。

ちなみに、アルバイト以外の収入源は主に、TV出演料、ライブ出演料、営業ギャラ、エキストラやカメラリハーサルなどの出演料。

これだけ聞くと「生活していけるのでは?」と思いますが、実は若手芸人には出費も多いのです。

例えば、ライブチケット代。

基本的に若手芸人が出るライブは「エントリー料を支払う」もしくは「ライブチケット買取制」です。

そのためライブチケット代はライブに出るほど財布を圧迫。

ライブの本数が多いほど会場までの交通費も地味にキツく、徒歩を選択する若手芸人が多いのも不思議ではありません。

また、衣装代や打ち上げ代も実費です。

これに関しては人によって金額の差はありますが、収入が少ないとやはり厳しいものかと思います。

その実態は事務所や個人の芸人としての売れ具合によってさまざまですが、ぜひ若手芸人の皆さんには頑張ってほしいですね。

(文:Quick Timez 編集部)

情報提供元:Quick Timez
記事名:「ピン芸人・吉住、番組ADの働き方改革に激怒「馬鹿にしすぎ」「だからテレビ嫌いなんだよ!」