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 13日放送の「日曜日の初耳学」(TBSテレビ系列)に、俳優の堺雅人さんが出演し、独特の感性と自他共に認める役者バカぶりをうかがわせる数々のエピソードを披露しました。

 予備校講師でタレントの林修さんが旬のゲストを迎えてインタビュアーとなり素顔を深堀していくコーナーに6日に続いて登場。現在、同局で放送中の主演ドラマ「VIVANT」のモンゴルロケを通じて感じた思いや過去の逸話が飛び出しました。

 同ドラマでは2ヶ月にわたるモンゴルロケを敢行されたことが話題。自身、モンゴル好きで20年以上前の初めての1人旅もモンゴルだったそうです。「でもその時はモンゴルの良さが分からず、草原に3日で飽きてゲル(移動式住居)に1週間引き籠って読書ばかりしていたんですよ」。だが今回は「まだ民主化して30年のこの国で官僚をしたら楽しいだろうなと思いました。首都ウランバートルでも地下鉄もなくてこれからの国っていう感じ。日本は道が真っ直ぐ。(モンゴルの)建物は少し傾いでいるんですよね。階段の高さも日本は揃っていますけど、モンゴルは1段の高さが違ったりするんです。(それで)日本で暮らしていると体を使っていないな、人間の生き物としての機能が低下しているんじゃないかと感じました」と、インフラ設備が整っていない街の魅力を表情豊かに語りました。

 続いて共演陣からのコメント映像が流され、ドラマ「半沢直樹」(同系列)で共演した、堺さんと10年以上の親交があるという、お笑いトリオ、東京03の角田晃広さんは「役者人生でNG1回も出してないんじゃないですか。噛んだりしないし結構な長台詞でもつっかえたことがない」。スタジオの女優、南野陽子さんも同ドラマで共演しており、「ミスしたのは覚えていない、されていないと思います」と証言しました。また「VIVANT」で共演中の俳優、阿部寛さんからは「どのスタッフにも同じ態度。それがどんなに長台詞があってもですよ。僕なんかは長台詞があると集中してナイーブになったりしちゃうんです。でも堺さんはそういうことも一切なく、毎日同じテンション。常に同じテンションで立派だなと思いました」と絶賛されました。

 さらに、主演映画「大奥~永遠~」(2012年)で、栄養不足でやせ細った右衛門佐役を演じる際、台本のト書きに、腹に一物ある男、とあったため、「本当に腹に一物入れてやろう」と考え、東京・目黒寄生虫館を訪れて「寄生虫の卵をいただけないでしょうか?」と依頼。だが体に悪いと寄生虫館のスタッフに怒られ、断念したそうです。これにはスタジオ内のお笑いコンビ、澤部佑さん、南野さんらから「そりゃそうでしょう!」と、どよめきが起こりました。

 「半沢直樹」第1シリーズ(2013年)の最終話では視聴率42.2%と平成のドラマ史上、最高の数字を叩き出した中堅の演技派筆頭株とも言える堺さん。昨年末に28年所属した大手芸能事務所の田辺エージェンシーを独立した堺さん。今後の独自路線の活躍に、ますます注目を集めそうです。

(文:Quick Timez編集部)

情報提供元:Quick Timez
記事名:「堺雅人、モンゴルでのロケで痛感「生き物としての機能が低下しているんじゃないか」