マヒトゥ・ザ・ピーポー初監督作『i ai』(読み:アイアイ)の公開日が2024年3月8日(金)に決定し、主演の富田健太郎、共演の森山未來、さとうほなみ、永山瑛太、小泉今日子ほか豪華キャスト陣からのコメントと本予告、場面写真が公開された。
第35回東京国際映画祭<アジアの未来部門>に正式出品された本作の舞台は、兵庫の明石。初監督を務めるマヒトゥ・ザ・ピーポーの実体験をもとに、主人公のバンドマン・コウと、コウが憧れるヒー兄、そして仲間たちが音楽と共に過ごした日々、出会いと別れ、彼らの切実な時間が綴られていく青春映画だ。
主人公コウ役には、“全感覚オーディション”と銘打たれたオーディションで約3,500人の中から抜擢された新星・富田健太郎。そして主人公の人生に影響を与え、カリスマ的な存在感を放つヒー兄役に、映画だけでなく舞台やダンサーとしても活躍する森山未來。ヒー兄の恋人・るり姉役を、映画やドラマ、舞台と活躍の幅を広げるさとうほなみ、ヒー兄の弟でコウとバンドを組むキラ役を、映画『世界は僕らに気づかない』で第37回高崎映画祭最優秀新進俳優賞を受賞した堀家一希。さらに吹越満、永山瑛太、小泉今日子ら多彩な実力派が顔を揃える。
マヒト監督の紡ぐ“詩”と、キーカラーでもある“赤”が象徴的に使われる、寺山修司を彷彿させる独特の映像美が融合した本作。この純文学的な味わいの作品を撮影カメラマンとして支えたのは、木村伊兵衛写真賞受賞の写真家・佐内正史。そして、美術に佐々木尚、衣装に宮本まさ江、劇中画に新井英樹など重鎮たちが集結した。また、ヒー兄がフロントマンを務める劇中バンドのライブシーンでは、監督をはじめとするGEZANのメンバーたちが実際の演奏を担う。
今回解禁となったのは、コウとヒー兄、彼らをとりまく人々の切実な時間を切り取った本予告と場面写真。本予告映像は、コウ(富田)がヒー兄(森山)からギターを教わるシーンから始まる。「これで世界が変わんねんで。一瞬でやで。アンプフルテンにしてワンストロークで風を裂くねん」と語るヒー兄。ヒー兄に憧れてバンドを始めたコウの姿、ヒー兄が自分のこめかみに拳銃をつきつける場面などが収められ、出会いと別れがもたらす壮大なクライマックスを予感させる予告映像となっている。
■コメント一覧
富田健太郎
『i ai』の劇場公開が決まりました。
あの夏をいよいよ皆さんに観てもらえるのかと思うと感慨深いものがあります。
2年半前の明石の海の匂い、深夜に一人徘徊した公園、子供達のアンコールの声、ギターの炸裂音、叫んだ屋上、全ての瞬間が今でも鮮度を保ったまま心に残っています。
『i ai』の夏、最高だったな。
紛れもなく人生の青春です。
皆さんにこの作品を届ける事が出来ること、本当に嬉しく思っています。
これから出逢える皆さんに心からの感謝を込めて。
多くの人に『i ai』が届きますように。
森山未來
いつかの夏の終わりに撮影した『i ai』。
細かな記憶は少しずつ薄れてきてはいるけれど、あの時間が僕に与えたインパクトは今でも明確です。目を瞑って立ち上がってくるイメージは、どこまでも突き抜けた、真っ赤な青。マヒトの詩的でプリミティブな作家性に溢れた処女作に関われたことを、おもしろおかしく思ってます。
映画でしか生まれることのなかった世界です。映画館で体験しなければ意味はないかと。
堀家一希
初めまして、ヒー兄の弟、キラ役で出演しております、堀家一希です。
本作では誰かとの出逢い、別れ、言葉には出来ない一瞬の美しさが、景色と共に切り取られています。
僕自身も本作を通して会えなくなった人、これから出逢う人に想いを馳せる、良い機会になりました。
是非皆様もスクリーンで経験していただきたいです。
さとうほなみ
ヒーの存在が大きすぎる。この物語の中での彼の生き様は、側から見て、すごく突飛で不安定で格好良くて羨ましくて掛け替えがない。そんな彼と共に生きられたことを幸せに思いました。この世界に於いての、音楽とひととのある種暴力的な関わりが何故か心地いい。出会えて良かった。
永山瑛太
マヒトゥ監督と2人で試写を観ました。
やられてしまいました。
物心ついてから自分の内側と外側で起きている、言語化出来ない、得体の知れない行き来する何かが、この作品から溢れ出ているのを皮膚から吸収してしまった。
これが観たかったんだ。。
昨今の不調和な世界に照射した赤い光『i ai』は、
皆様にどんな具合で届くのか楽しみでしかたがない。
小泉今日子
儚くて、激しくて、美しいこの映画に参加できて嬉しかったです。
マヒトゥ・ザ・ピーポー(監督・脚本)
やっと公開が決まりました。
これは咳を我慢し、つられて季節も息をとめたとある夏、愛しき仲間と生傷を絶やさず駆け抜けた生きることについての物語です。
なぜ人は記録するのか?人はなぜ永遠に対して挑戦するのか?その答えを映画というフォーマットでしかすくいとれない瞬間の連続が肯定している。生きてる時間の中で死を生かそうとする試み、その痕跡が詩を呼び込む。
i ai、相逢、もう一度逢う。ううん、何度でも真実に会おう。わたしは映画という嘘の時間の中でたどり着いた本当がお守りのように、未来を照らすことを知っている。この正しく混乱した118分が歪んだ現実をサバイブする武器になることを確信している。
映画『i ai』
3月8日(金)より全国順次公開
出演:富田健太郎
さとうほなみ 堀家一希
イワナミユウキ KIEN K-BOMB コムアイ 知久寿焼 大宮イチ
吹越 満 /永山瑛太 / 小泉今日子
森山未來
監督・脚本・音楽 マヒトゥ・ザ・ピーポー
撮影 佐内正史 劇中画 新井英樹
主題歌: GEZAN with Million Wish Collective「Third Summer of Love」(十三月)
製作プロダクション:スタジオブルー 配給:パルコ
©STUDIO BLUE(2022年/日本/118分/カラー/DCP/5.1ch)
■公式サイト:https://i-ai.jp
■公式X:https://x.com/iai2022
■公式Instagram:https://www.instagram.com/i_ai_movie_2024/
情報提供元:YESNEWS
記事名:「マヒトゥ・ザ・ピーポー初監督映画『i ai』3月8日公開決定!富田健太郎、森山未來、さとうほなみ、永山瑛太、小泉今日子のコメント到着&本予告公開」