天然水ウォーターサーバーのレンタルで国内トップシェアを誇るプレミアムウォーターは、都内で24園の認可保育園、認定こども園を運営する社会福祉法人東京児童協会とともに、和食を通じて親子の絆を深めることを目的としたイベント「1日限定!こども料亭」を3月17日に開催。会場となった東京・新宿区の保育園・富久ソラのこども園ちいさなうちゅうに星付き料理人「西麻布大竹」の大竹達也氏を招き、15組の親子参加によるクッキング体験などが行われた。
和食の調理を通じて親子の絆を深める!
「みんなで考えるSDGsの日」である3月17日に行われた本イベント。同社が、子どもがいる20代から60代の男女を対象に「子どもたちに食べさせたい料理のジャンル」を聞いた調査によると、30代以上は6、7割が和食を選んだのに対して20代以下が和食を選んだ割合は48.1%に留まったという。そうした結果を踏まえ、今回のイベントは、子どもたちが自ら料理に挑戦することを通じ、若い世代への和食文化の継承の一助となること、そして和食を通じて親子の絆を深めてもらうことを目的に開催された。
午前10時から行われた開会式では、はじめにプレミアムウォーターの担当者が保護者を前に挨拶。その後、星付き料理人の大竹達也氏が登場し、水と和食の関係に関して簡単な講話を行い、クッキング体験がスタートした。
“コックさん姿”に着替えてやる気十分の様子な子どもたちがパパママとチャレンジしたのは、イワシのつみれ作り。最初にプレミアムウォーターを使ったお米研ぎを体験した後、各組の卓上には材料となるイワシのすり身と調味料が用意された。
おそらく料理を作るのは初めてという子もいる中、材料をボウルの中で混ぜ、丸く形を作っていくというつみれ作りは、粘土遊びにも似た子どもたちに親しみやすい作業。大竹氏のアドバイスを聞きながら順序や分量を守って調理を行う参加者の間には、調理という共通の目的のもと親子の絆を深め合う姿が見られ、卓上のトレイの上には、それぞれの子の個性が見える、形も大きさもさまざまなつみれが並んだ。
体験中には大竹氏によるイワシさばきも披露され、普段は見ることがないであろう、まな板の上のプロの技を観察する子どもたちの目は、みな興味深そうな眼差しに。また、生の魚が切り身に調理され、料理に変わっていくさまを間近で感じられたことは、食育の観点からも貴重な機会となったに違いない。
食事ができあがるのを待つ間、プレミアムウォーターを使ったドリンクを楽しみながら、しばしの休憩。また、子どもたちは配られたおしながきをシールで装飾し、さらに折り紙を作って、手作りのアイテムで食卓を華やかに飾った。
一汁三菜の献立で和食の素晴らしさを堪能
そしてお待ちかねのランチタイムへ。
この日の献立は、かまぼこと分葱のからし酢味噌和え、金目鯛の幽庵焼き、鶏肉とひじきの煮物、たけのこごはん、そして親子で手作りしたつみれが入った、いわしのつみれ汁の5品。鹿児島産のタケノコ、下田産の金目鯛など素材にもこだわったランチは、一汁三菜のベーシックな和食でありつつ、きっと子どもたちにも和食のおいしさがシンプルに伝わる内容だ。
大竹氏の「いただきます!」で食事の時間が始まると、クッキング体験ですっかりお腹が減ったであろう子どもたちの顔に笑顔があふれる。特に自分たちの作ったつみれの味は格別だったはずで、大竹氏が「みなさん、おいしいですか?」と尋ねると、たくさんの子から「おいしいー!」という嬉しい声が上がっていた。
食事の後は、大竹氏への質問コーナーが設けられ、元気よく手を上げた子どもたちから「好きな野菜は何ですか?」「好きな食べ物はなんですか?」など、かわいらしい質問が寄せられた。
そのうち「どうしたら子どもたちが野菜を食べられるようになりますか?」という保護者からの質問には、大竹氏から「私も専門学校に入って野菜のおいしさを知るまで、まったく野菜を食べなかった」という意外な回答が。その上で「野菜の場合、食感で苦手意識を持ってしまう子が多いので、子どもたちがみんな好きなカレーの中などに細かく砕いて入れてあげると、無理をせずに食べられるようになると思います」というアドバイスがあり、好き嫌いを持つ子を抱える親に貴重なヒントとなっていた。
大竹氏の貴重な話とクッキング体験、そしておいしい和食と盛りだくさんの内容だった「1日限定!こども料亭」。子どもたちに和食の魅力が伝わったことはもちろん、小さな子供を持つママやパパにも和食の良さを再発見してもらえる機会になったはずだ。
情報提供元:舌肥
記事名:「プレミアムウォーターが「1日限定!こども料亭」を開催!親子クッキング体験を通じて和食のすばらしさを学ぶ」