自分の愛車を売却するなら、できるだけ高く売却したいと考えるのは当たり前のこと。そのために、まずは中古車販売店やWebサイト、ディーラーなど様々なところで買取価格を調査するといった人は多いのではないだろうか。では実際に車の売却経験がある人は、どのような方法で売却価格を調べたのだろうか。また、自宅にいながらにして売却価格がわかる買取相場シミュレーションサイトを利用したことがある人はどのくらいいるのだろうか。そこで今回、値引きや人気車種の納期など、車に関する最新情報を発信するサイト「くるまはっく」(https://ant-llc.co.jp/car/)を運営する合同会社アント(https://ant-llc.co.jp/)は、車を売却した経験がある人を対象に「売却価格が分かる買取相場シミュレーションサイトの利用」に関する調査を実施した。

車を売却しようと思った理由の約8割が新車購入のためと回答

まずはじめに「車を売却しようと思った理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『新しい車を購入するため(80.3%)』と回答した人が最も多く、次いで『古くなったため(18.3%)』『不要になったため(13.4%)』となり、約8割が新車の購入のために車の売却を検討していることが明らかに。また他にも、車が老朽化したり、不要になったりしたことも売却を検討する理由としてあげられた。

次に「車を売却する際、どのような手段で売却価格を調べましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『ディーラーの下取り価格の見積もり相場(61.5%)』と回答した人が最も多く、次いで『中古車買取店のサイトの取引実績(29.7%)』『中古車の販売価格から予想(22.1%)』となった。約6割がディーラーの下取り価格の見積もり相場と回答し、車を買い替える場合は売却と購入の手続きをディーラーでできるので、手軽さが重視されていることがうかがえる。また、中古車買取店のサイトの取引実績や、中古車の販売価格から予想される人も一定数いることが示された。

3割ほどが買取相場シミュレーションサイトを利用した経験あり

「買取相場シミュレーションサイトを利用し、売却を行いましたか?」と質問したところ、7割近くが『いいえ(65.9%)』と回答したが、一定数は利用したことがあることが判明した。売却価格を調べるための手段の1つとして、買取相場シミュレーションサイトを利用する人もいるようだ。そこでここからは、前述の質問に「はい」と回答した人に聞いてみた。

「シミュレーションサイトを利用したときに、不快な経験をしたことはありますか?」と質問したところ、『ある(65.6%)』と回答した人が多くを占めた。どうやら利用者の多くが買取相場シミュレーションサイトを利用して何らかの不満を感じているようだ。

次に「不快な経験をしたことがある」と回答した人に、「どのようなことが不快だと感じましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『沢山の電話がかかってくる(56.0%)』『沢山のメールが送付されてくる(56.0%)』という回答が最も多く、次いで『個人情報の入力が必須だった(37.0%)』となった。この結果から、過剰なセールスアピールや個人情報を入力しないといけないことが利用者にとって大きな問題となっていることが判明した。

【調査概要】「売却価格が分かる買取相場シミュレーションサイトの利用」に関する調査
調査期間/2024年9月10日(火)~2024年9月11日(水)
調査方法/PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
調査人数/1,014人
調査対象/調査回答時に車を売却した経験があると回答したモニター
調査元/合同会社アント(https://ant-llc.co.jp/)
モニター提供元/PRIZMAリサーチ

これまで3台の欧州車を乗り継いできた記者は、そのほとんどの購入時にWebを活用してきた。そのため「くるまはっく」でも扱っている中古車販売サイトに対して、あまり否定はしていない。だが一方で、買い替えの際に買取サイトを活用することに対しては、少々懐疑的だ。というのも、過去に乗ってきた車を買取サイトで売却しようとしても値がついたことがないから。そう、どの車も査定額が0円だったのだ。どれも20年落ちの車だからでは? と言われたら身も蓋もないが、やはり理由はその通りで、車の情報をサイト上で入力するとデータベースに基づいてなのかもれなく0円と査定されてしまっていた。結局は友人に安く譲ったり、決して高くはないがリアル店舗が10万円ほどで買い取ってくれたりしてことなきを得たが、うんざりしたのは売り先が決まってからも届く業者からのたくさんのメールだ。今回の調査を行った合同会社アントが提供する「車買取相場チェッカー」は、メールアドレスや電話番号、個人情報の入力が不要で、簡単に買取相場をチェックすることができるという。個人情報の入力が不要ということは、電話やメールで連絡がくる心配がないということ。もっと早くこちらのサービスを知っていれば、たくさんのメールでうんざりすることもなかったのに、と悔やんでならない。これから売却を考えている人は、こちらの「車買取相場チェッカー」を試してみてはいかがだろう。

情報提供元:舌肥
記事名:「【調査報告】車の買取相場シミュレーションサイトへの登録で不快ポイントとは? 原因は個人情報の入力?