アイデアに満ちた洗練デザインで、常にキャンプギア界に新風を吹き込むブランド、TOKYO CRAFTS(トーキョークラフト)。
同ブランドの製品は、見た目の美しさはもちろん、「そんな仕掛けが!?」と思わず唸るようなギミックや独自アイデアが詰まっており、正直、新作が出るたびにワクワクが止まりません。
数々の魅力的なラインナップが揃った2025年のシリーズの中でも、特に筆者が「これは絶対使ってみたい!」と発売前から注目していたのが、今回紹介する「MFT マルチフレームテーブル(以下、MFT)」です。
天板の面積が変えられる、ユニット式テーブル。

「MFT」は、変形機構を備えた、ユニークな多機能テーブル。今のトレンドとなっている、25×36cmサイズのユニット式バーナーがセットできるほか、テーブルだけでなくギアハンガーとしても使える意欲的なアイテムです。

セット内容は、ブラックの塗装が施されたアルミ製のフレームにくわえ、スノーピークのIGTシリーズと同じ、25×36×10cmのステンレス天板が2枚付属。

ケースも付属し、収納時は比較的コンパクトにまとめられるようになっています。トータルの重さは約4.1kg。

フレームはユニークな形をしていますが、各パイプがショックコードでつながっているので、迷わず組み立てできました。

付属の2枚の天板をセットすると、このようなシンプルなテーブルに。
このモードでの天板サイズは25×72cm。ソロ用のカフェテーブルやサイドテーブルにちょうどいい大きさです。

横から見るとV字型に見えるフレーム上部は、段階的に開き角度を変えられる構造になっています。

最大までフレームを開くと、3枚まで天板を乗せられるようになり、天板面積が36×75cmに拡張されます。
付属の天板にくわえ、スノーピークの定番ユニット式コンロ「フラットバーナー」を乗せるとこのようなセッティングに。
もちろんバーナーの代わりに、追加の天板を購入して、バーナーなしのテーブルとしても使えます。

試しに、この状態の「MFT」を使ってかんたんにサイトコーデを組んでみました。
「MFT」はブラックのフレームとステンレスの天板を組み合わせたモダンなデザイン。他のアイテムもブラックのフレームのアイテムやステンレス素材のもので合わせると、統一感のあるスタイルを作れます。
トーキョークラフトのアイテムはこういったデザインのアイテムが多く展開されているので、このテイストが好きな方はチェックしてみると、自分に合うものが見つかるかもしれません。

フレームがパイプ状なので、ベルトやカラビナを使えば、LEDランタンやシェラカップなどを吊るせます。
高さが変えられるので、ハイチェアとも合わせやすい。

「MFT」の4本の脚は1段階の伸縮式。パイプを引き出しロックすることで、高さを変えることができます。
天板を3枚乗せるモードの場合、40cmから61cmに。2枚乗せる場合は、48cmから69cmにフレームの高さがアップします。

個人的には、高さが家庭のキッチンと同じ90cmまで上げられるようになってくれたら、立って調理にも使えたのになと思いましたが、ハイチェアに座って調理したい方にはちょうどいい高さです。
高さが上がると脚が開くので、足を引っ掛けないよう、要注意。
ギアの吊り下げラックにも変形。

V時に開いた上部フレームを内側に閉じてカチャッとロックすると「MFT」はハンガーラックモードに変形します。

変形が完了するとこのような姿に。上部のバーに自前のカラビナやフックを使って物を吊るせば、ラックとして機能します。
もちろんこのモードでも、高さの変更ができるので吊るす物の長さやサイトスタイルに合わせて調節可能。
特殊な形をしているので、何をどう吊るすかは工夫が必要ですが、とても目を惹きます。

焚き火の際にチェアサイドに置いて、火バサミや火吹き棒を吊るしたり、キャンプの撤収時に洗ったカトラリーを干したりするといった使い方も便利です。
なにより、テーブルだけでなくラックとしても使えるので、このアイテムひとつでサイトスタイリングの幅が広がるのは魅力です。
さらなるオプション展開にも期待。

2026年2月には、「MFT」に吊るして使える「ハンギングラック」も登場するとのことで、現在予約受付中。
こちらは「MFT」に限らずさまざまな場所に吊るして使える収納アイテムで複数そろえれば縦に連結もできるようになっています。メッシュ素材を採用しているので、洗ったクッカーなどを入れるのに良さそうです。
今後も「MFT」と組み合わせられるアイテムが続々出てきそうなので、拡張性にも期待してしまいますね。
固定のスタイルに囚われない、新感覚ファニチャーを使いこなそう。

シーンに合わせてカタチを変える、新感覚のアウトドアファニチャー「MFT」。多機能ゆえに使い手の想像力が試されるアイテムだと感じました。
毎回違うサイトコーディネートを楽しみたい方や、ギアのカスタムが好きな方、ソリッドでモダンなテイストが好きな方におすすめしたいアイテムです。
本アイテムはトーキョークラフトの公式オンラインストアで発売中。
(問)TOKYO CRAFTS tokyocrafts.jp/
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情報提供元:GO OUT
記事名:「3つのモードに変形する多機能ファニチャー。トーキョークラフトのヒットアイテムを使ってみた。」












