はじめまして、泰造です。乱狂乗泰造(らんくるのりたいぞう)です。ランクルに乗っているわけではありません。ジブンにとってランクルは、数ある四駆のなかでも、ずっと気になっている憧れ的な存在。その魅力をさらに知るため、高めるため、「ランクル学園」というお勉強企画をスタートします。

いまだ買えない再再販70。ディーラーを訪問するも……。

ちなみに泰造は、再再販のランクル70が欲しいのですが(お金があれば)、プロパーではなかなか購入できないのは周知の事実。

ただ、SNS上では「タイミング良く買えました〜」とかいう投稿をチラホラに目にしていたので、実際どうやったら買えるのか、試しに近所のディーラーで聞いてみました。

結果は案の定、タイミング次第なので分からないという回答。その店舗では、入荷時期は知らされておらず急にやってくるとのことで、予約もできないし、入荷案内もできないとのこと。

でも、買えたっていう人もいるし、抽選販売のウワサも出てるんだけどなー。大人な考え方をすれば、地域や店舗によっても入荷台数や対応方法が違うということなのでしょう。

と、前置き(独り言)が長くなりましたが、そんな「ランクル学園」初回の今回は、9月末に開催されたGO OUT CAMPにて、ランクル乗りの諸先輩方に突撃取材。

なぜランクルに乗っているのか、どのように購入したのかなどなど、素朴な疑問、突っ込んだ質問を投げかけてみました(車種セレクトは独断と偏見です)。

ハイエースかランクルか。迷ったあげく出会ってしまった。

オーナー:ナカジ(タナちゃんねる)
車種:’91 ランドクルーザー70

YouTube(タナちゃんねる)でもおなじみナカジさんの、初の所有車となったのがこちらのランクル70。なんと昨日納車したばかりとか。おめでとうございます!

「遠方のフィールドによく行くので、ディーゼル四駆がマスト、車中泊もしたい、という思いから、便利さを取るならハイエース、でもやっぱり……と悩んでいたとき、チェックしていたクルマ屋さんのHPに新入庫されたのがこの70。カラーリングにビビッときて即電話しました!」

もともと車中泊仕様にカスタムされていたことも決め手のひとつ。「昨日さっそく車中泊してみました! 快適です」

―91年式のランクル70を選んだワケは?

「せっかくなら人と違うクルマに乗りたいし、角張ったルックスが好きで70いいなーと思っていたんです。でも、再再販モデルは買えないし、AT限定免許なので再販モデルは運転できない。前期モデルにはAT車があることを知って、ピンポイントでチェックしてました。そしたらめちゃくちゃ好みのクルマが入庫したという。1点ものの古着感覚ですね!」

―乗ってみたカンジはどうですか?

「乗り心地はいいですよ。会社のハイエースに比べて、ゆっくり走るキブンになりますね。時間にゆとりを持って行動しようという気になります。昨日納車したばかりですが(笑)」

―ぶっちゃけいくらでした? ご家族の反応は?

「(小さな声で)コミコミ500万くらいです。10年ローンを組めたので何とか買えたのですが、契約した日からすぐに節約生活をはじめました。家族で下見に行った際、なぜかすごく喜んでくれたんです。その顔が脳裏に焼き付いて決断しました。末永く乗っていきたいですね!」

じつはこのカラー、もう選べません。

オーナー:天野 光(会社員)
車種:’24 ランドクルーザー250

ファミリー数組でグループキャンプを楽しんでいた天野さん。シエンタ、150プラドと乗り継ぎ、こちらの250は昨年(2024年)の7月に納車したとか。発売されて間もないタイミング、どのように手に入れたんでしょうか?

「抽選でしたが、納車まではかなり早く2〜3ヶ月くらいでした。正直、150プラドもかなり気に入ってたんですが、250を見た瞬間かっこいい!ってなって。ちょうど車検のタイミングでディーラーから声がかかって、タイミングが良かったので申し込んだのですが、本当にラッキーでしたね!」

―特に気に入っているポイントは?

「やっぱり色ですね。このオールベージュは1stエディションだけだと思います。ベージュ自体はいまも最上級グレードなら選べると思うんですが、ルーフの色が違ってツートーンになっちゃうんですよ」

ルーフ部分もふくめてオールベージュは今は選べないそう。勉強になります!

―購入時はカラーを選べたんですか?

「カラーは選べましたが、グレードは選べず。たしか真ん中のグレードだったかと。一番下のグレードにこの色はないので、ホントにたまたまですが良かったと思います」

ーぶっちゃけいくらでした? 燃費はどうですか?

「ディーラーで購入したので当時600万くらい。いまだともっと払わないとこのカラーは買えないですよね。そう考えたらお得だったかなと。ガソリン車しか選べなかったんですが、燃費は良くないです。だいたい5km/Lくらい。ただ、ディーゼルよりガソリン車の方が、結果的にリセールバリューもあるみたいな」

次頁では再再販70オーナーに直撃!

注文から1年半待って、やっと納車しました。

オーナー:梅村和宏(会社役員)
車種:’24 ランドクルーザー70

ようやく会えた再再販70オーナー。これまでに30台以上乗り継ぎ、現在も複数台お持ちという超クルマ好きの梅村さんは、フルカスタムされた70の脇で仕事仲間とデュオキャンプを楽しまれていました。では、いつ、どうやって手に入れたのか、突っ込んだ質問を。

「贔屓にしてもらっているディーラーがあって、運良く発売時に注文できたんですが、納車まで1年半待ちました。4台入庫するという話は聞けたんですが、何番目なのかは分からず……。ホントに注文できているのか不安になったこともありつつ、ようやく納車したのが今年の4月です」

統一感あるブラックベースのカスタム。純正フルオプションに加えて、4本出しマフラー、ライトバー、その他ドレスアップパーツもテンコ盛り。「人と被りたくないので、ついカスタムしてしまいます」

―数々のクルマを乗られてきて、なぜランクルなんでしょうか?

「過去に60、80、100と乗ってきたこともあり、ふと思い返してみるとやっぱりランクルっていいクルマだったなと。特に70は昔からベースが変わらない比較のしようがないクルマで、唯一無二ですよね。乗り心地やハンドリングは他のSUVと比べるといまいちですが、クルマを操作している感覚になれるのもいいんですよね」

ー再再販70の一番好きなポイントは?

「無骨なボディに丸目の顔が好みです! 乗っている人が少なくて手に入りにくいという事実も、所有欲を満たしてくれているのかもしれませんね」

人生最後のクルマのつもりで購入しました。

オーナー:NDX@TOMO
車種:’24 ランドクルーザー70

続いて、サイドオーニングを取り付けたキャンパー仕様のランクル70を発見。TOMOさんは、VWシャラン、150プラドと乗り継ぎ、ランクル70にたどり着いた。納車は2024年9月というから、発売開始から1年未満で手に入れたことになりますが、その経緯を聞いてみました。

「150プラドの新車保証が切れる時期に乗り換えを検討していて、懇意にしているディーラーが色々提案してくれたんですが、なかなか好みのクルマが見つからず……。しばらく経って再再販70の情報が出たタイミングで担当さんが声をかけてくれたんです。これは!と思って、価格もグレードも当然納期も分からない状態でしたが、電話で即答しました」

カスタムはキャンプ道具を積むためにARBのルーフラックをまずはじめに取り付けたとか。ボディ同色のアルミホイールもおしゃれだが、無骨になりすぎないようタイヤはあえて純正をセレクト。

―奥様の反応はどうでしたか?

「乗り換えを考えはじめて結構経ってましたし、妻ともいつかは乗りたいねーと話していた70系だったので了承は得ていましたが、最初はホントに買えるの?という反応でした。申込時に着手金を払ってやっと現実味を帯びたというか、いつかは来るのかなぁ……と」

シートカバーはgraceのもの。車種専用なのでジャストフィット。「シートが一番のお気に入りです!」

―案外早いタイミングで納車されたんですね。乗り味は?

「クルマに乗ってるなー、というカンジがして運転していてキブンがいいです。強いて言うとマニュアルがあったら……と思いますが、妻がAT限定免許なのでベストの選択だったのかも。人生最後のクルマと思って大切に乗っていきたいと思います」

ますます気になるランクルに、待望の新型現る!

先輩ランクル乗りの愛車との出会いや購入方法を聞いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

特に入手困難な250や再再販70のオーナーさんは、ともにトヨタ車からの乗り換えで、ディーラーさんと良好な関係性を築いていた方々ばかりでしたが、そろそろボクらにもチャンスが訪れるのでは?とも(楽観的に)。今後も引き続き動向をうかがっていきたいと思います。

「ランドクルーザーFJ」も世界公開され、ますます気になりはじめている「ランクル」という存在。次回はモビショー(Japan Mobility Show)に行って、話題のランクルFJの実車を見てきたいと思います! 乱狂乗泰造がお届けしました。

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情報提供元:GO OUT
記事名:「先輩ランクル乗りに突撃。70、250オーナーのぶっちゃけトークを聞いてきた。【ランクル学園 #1】