ストレスとたたかうことに意味はあるでしょうか?気づいている方も多いかと思いますが、実は「ストレスと戦うこと」がストレスを増やす原因だったりします。
「ストレスをなんとかしないと」と思うほどどんどん悪化してしまうことにもなりかねません。

実はストレスと直接戦わなくても、いろいろな方法で、この”ストレスの悪循環”を断ち切ることができます。その方法を3回に分けてお伝えする連載記事です。

前々回の記事前回の記事に続いて今回もストレス低減の方法を3つご紹介しましょう。

1.声に出して読むとリラックスできる

文章や詩などを声にだして読むことは気持ちを落ち着かせる効果があります。これは子供が声にだして本を読む理由の一つでもあるそうです。

もし自分の声があまり好きでなかったら、オーディオブックを聴くのも効果的です。
Brooklyn

2.音楽に”没頭”するとストレスの原因から遠ざかれる

座るか横になって音楽をまるまる1セット(アルバムなど数十分かけて)聞いてみましょう。ジャンルはクラシックでもオペラでも、あなたが好きなもので。

最初のうちは携帯電話などが気になったりする人もいますが、音楽に集中することで、すぐに周りが気にならなくなります。イヤホンなどを使えば誰かがいる仕事場でも出来ますね。
sway

3.休暇をとると生産性がむしろ向上する

日本の有給消化率は世界でもワースト1位~2位を争っています。過去には6年連続ワースト1位だったこともあり、また実に1/4の人が「有給をとることに罪悪感」を抱いています。自分で事業をやっていても、取引先のこういった考え方に影響を受けている方も多いのではないでしょうか。

しかし、 ニューヨークの総合診療医であるナターシャ・ウィザーズはこう伝えます。

休息、リラクゼーション、ストレスを減らすことは、幸福と健康のために非常に重要です。
これは運動や瞑想といった日常的な活動でも達成できますが、休暇を取ることも同様に重要なのです。

幸福感が高い社員の生産性は31%向上。さらに売り上げは37%、そして創造力は3倍以上にも増加するという調査結果(ハーバード・ビジネス・レビュー)もあわせて考えると、休暇の重要性が伝わりますね。

ストレスを減らす効果だけでなく、たくさんのプラス効果がある休暇、是非今すぐ予定を入れてみてくださいね。休暇というと長期のものが浮かびやすいかもしれませんが、現在の状況によっては夜だけとか、半日からでも。
Hawaii Beach House

いかがだったでしょうか。一連の記事で11種類のストレスの減らし方をお伝えしました。

ストレスを減らす方法は他にもたくさんあります。ゆっくりお風呂に浸かったり、温泉に入るのも、(身体・精神の両面に様々な影響を及ぼす)セロトニンの分泌量を増やします。また、運動(ジムなどに通わなくても、階段を使ったり、5分でも歩くなりを増やすだけでもOK)、太陽の光を浴びる、よく眠る、というのもストレス耐性を高めていく上で効果的です。

いずれもやってみないと効果は見えないですし、向き不向き、好き嫌いもやってみてわかることもあります。まずはやりやすそうなものから、是非今日・明日にでもお試しください。

前回のストレス低減方法の記事はこちら
前々回のストレス低減方法の記事はこちら

Photo:Smile! By Rickydavid

心のスイッチ、見つけよう -HAPPYW(ハッピーウー)-

情報提供元:HAPPY W
記事名:「ストレスと戦うともっとストレスが増える。簡単なストレス解消法その3