1966年に誕生したアメリカ発の老舗シューズブランド《ケー・スイス》。同ブランドの定番「クラシック 88」が今年、生誕30周年を迎えた。レトロでいてしっかりベーシック、そしてほんのりと個性的。そんなグッドパートナーがいる日常の着こなしをご紹介しよう。
堅すぎず、抜けすぎないセットアップスタイルの名脇役
コーデュロイ素材のセットアップを活かした秋口のモノトーンスタイル。この着こなしの足下にレザーシューズを合わせては、ちょっとお堅い印象になりがち。そんな時こそ、オールブラックを纏った「クラシック 88」の出番。カジュアルさと”きちんと感”を同時にまかなえる、この絶妙なバランスが魅力なのだ。
K・SWISSのスニーカー ¥9800(凛)、UNDECORATEDのジャケット ¥41000、パンツ ¥29000(ともにアンデコレイテッド)、KHONOROGICAのシャツ ¥24000(HEMT PR)、RoToToのソックス¥2100(ジャーミネイション)
Traditional Model
Classic 88
BLACK×BLACK
足下に小粋さを凝縮したヨーロピアンのシンプルコーデ
ニットにスラックス、スニーカーを合わせた、リラックス感のある大人のワンマイルコーデ。あくまでも洋服には色味を多用せず、足下に挿し色として機能するホワイトスニーカーを取り入れているのがヨーロッパ的。着こなしのアクセントとしてはもちろんのこと、嫌味なくさらりと抜け感が加えられるのもいい。
K・SWISSのスニーカー ¥9800(凛)、FACTOTUMのニット ¥18500(ファクトタム プレスルーム)、BARNSTORMERのパンツ¥24800、KHONOROGICAのコート¥59000(ともにHEMT PR)、PANTHERELLAのソックス¥3300(レマーマイヤー)
Traditional Model
Classic 88
WHITE×DRESS BLUE×RED
足下の存在感を引き立てたパリジャンの王道スタイル
デニムパンツとホワイトスニーカーが好相性なのはいわずもがな。その足下のクリーンなムードをより強調するのなら、やっぱり真っ赤なソックスを効果的に取り入れるのが王道。モダンなワイドデニムなどと合わせてもバランスに均整が取れるのは、なんといっても「クラシック 88」の程よいボリューム感のおかげ。
・SWISSのスニーカー ¥9800(凛)、FACTOTUMのブルゾン ¥35000(ファクトタム プレスルーム)、HAND ROOMのTシャツ ¥7800(エブリマン)、ATELIER BÉTONのパンツ ¥17000、Nine Tailorのニットキャップ ¥4900(ともにスタジオ ファブワーク)、LANVIN en Bleuのソックス ¥1800(ジョイックスコーポレーション)
Traditional Model
Classic 88
WHITE×BRUNNER BLUE
オールレザーを使用したテニスシューズのエポックメイキングとして知られる《ケー・スイス》。同ブランドの顔である定番「クラシック 88」は、そのモデル名にある通り1988年に誕生した名作。前述した通り、元を辿ればテニスシューズであった本作は、至るところに当時の機能美が詰め込まれている。激しいプレー中でもレザーの伸びを抑えてしっかりとホールドする通称「ファイブストライプス」、アウトドアやスキーブーツからインスパイアされた「スリー・ピース・トゥ」とシューレースの「Dリング」。さらには抜群のクッション性を誇るインソールの「ブルーポロン」が、まさにそれ。このアイコニックなディテールはそのままに、素材や構造で細やかなアップデートを重ね、《ケー・スイス》は今なお進化を続けている。
photo : Shinji Serizawa styling : Eiji Kawasaki hair&make : SHUTARO
model : Alexis design : G.M.P.inc.
凛 tel:03-3407-3419 k-swiss.jp/kswiss
情報提供元:men's FUDGE
記事名:「《K・SWISS》と過ごす何気ない日常」