広島県で誕生し、日本産にこだわるシューズブランド《スピングルムーヴ》が、国内に生産拠点を持つバッグブランド《マスターピース》とのコラボレーションを発表。両社がシューズやバッグの生産時に発生した残布・残革をアップサイクルしたスニーカーを発売中だ。
バッグ製造時に発生する残布や残革を再利用し、新たな製品の開発・ 販売をする『マスターピース リユース』のプロジェクトに《スピングルムーヴ》が深く共感し、このコラボレーションが実現。 今回登場した三型のスニーカーは、《マスターピース》のバッグ製造時の残布をアッパーに採用し、《スピングルムーヴ》の残革を部材として使用している。
「SPM-MSPC01」と真ん中の「SPM-MSPC02」は、アッパーに高密度シャンブレーツイルの残布を採用。右の「SPM-MSPC03」のアッパーには、3レイヤー構造の生地の残布を使用している。3モデルともアウトソールが剥がれにくく、靴本体の型崩れが少ないバルカナイズ製法を採用している。左&中_ともに ¥23100、右_ ¥24200
タンの部分にはバックパックのショルダーストラップ部分 などに見られる ヌメ革パーツを採用。このパーツには《スピングルムーヴ》の残革を採用。
インソールの表面には、コラボレーションの証として 《スピングルムーヴ》と『マスターピース リユース』のロゴが入ったヌメ革を配置。ライニングには、回収したペットボトルや繊維くずなどを原料にしたポリエステル繊維 、エコPETを採用している。
アウトソールには、「RUBEAR CNF ソール」を採用。鉄の約1/5の軽さでありながら鉄の約五倍以上の強度とされる植物由来のナノ サイズ極細繊維・セルロースナノファイバーをアウトソールのゴムに練り込むことで、従来の《スピングルムーヴ》の アウトソールと比べて摩耗性を約 40%低減している。
本来、破棄されるはずだった残布や残革を使ったサスティナブルなこのコラボスニーカーは、国内生産の丁寧なつくりでご覧の通り上場の仕上がり。シューズのアッパーと同じ素材を使用したサコッシュとバックパックも一部店舗にて発売中なので、そちらのチェックもお忘れなく!
text:編集部
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記事名:「残布や残革をアップサイクル! サスティナブルなスニーカーにご注目」