当たり前のように身近にある色の存在。でも、だからこそ知らなかったことも実はたくさん!? そこで始まったのが《色彩検定》監修の元、色について学ぶこの企画。ここでは色のプロフェッショナルとして広く活躍する川溿泰子さんの理論に基づいて”色が持つイメージ”について掘り下げてみよう。
Today’s Theme is
色が持つイメージ
ここではカラーリングで全体のイメージをコントロールするテクニックをご紹介。色と色とのマッチングをしっかり意識するだけで、着慣れたカジュアルな洋服もダンディやクラシックといった重厚感のあるイメージで着こなせるのだ。
Classic&Dandy
クラシックとダンディ
川溿さんが考える代表的なカラーイメージの中から今回ご紹介するのが、クラシックとダンディという2つのタイプ。共にダークトーンが基調となるこの2タイプは明確な差別化が難しいものの、カーキやモスグリーンといった男らしい色味を取り入れることでダンディな雰囲気を、茶系を意識的に多く取り入れればクラシックな雰囲気を強めることができる。
color Map
hue&tone分布表
色相とトーンで代表的な配色イメージを分類した「hue&tone 分布表」を見てみると、今回のクラシックとダンディは共に”ハード”なイメージ寄りの配色タイプだということが理解できる。ブラウンやグリーン系統のダークトーンを意識的に多く組み合わせることによって、どちらのタイプも男らしさや力強さをカラーリングで表現できるということだ。
Color Style Sample 01
シックな大人の雰囲気漂う普段着仕様のセットアップ
ダークトーン基調のシックなチェック柄セットアップを、フーディ使いでデイリー感たっぷりにカジュアルダウン。チャコールグレイとブラックにブラウンと、脇役も暗めのカラーでまとめて、落ち着いた雰囲気を醸す装いに。
KHONOROGICAのジャケット ¥47300、パンツ ¥30800(ともにHEMT PR)、Armor-luxのパーカ ¥33000(アルモリュクス中目黒店)、VARISISTA Global Studioのシューズ ¥15400(アースマーケティング)、Lesca LUNETIERのメガネ ¥41800(グローブスペックス エージェント)、O MY BAGのショルダーバッグ ¥37400(クオリネスト)
Color Style Sample 02
暗色基調でシックに着こなす往年のトラッドカジュアル
シャツ×ニット×ワックスドジャケットの重ね着に、ワイドジーンズとデッキシューズ。”オーセンティック”の一言がよく似合うこんなスタイルこそ、暗色中心のシックな色合いでまとめて、とことん大人なムードで着るのがいい。
Barbourのジャケット ¥57200(バブアー パートナーズ ジャパン)、WHITE MAILSのニット ¥19800(ヒロタ)、*A VONTADEのシャツ ¥25300(ブリックレイヤー)、KHONOROGICAのパンツ ¥34100(HEMT PR)、Timberlandのシューズ ¥19800(VF ジャパン)、O/EIGHTHのキャップ ¥11000(にしのや)、AHLEMのメガネ ¥63800(グローブスペックス エージェント)、MASTER&Co.のソックス ¥2750(マッハ55リミテッド)
Color Style Sample 03
重厚なベーススタイルをトレンチコートで軽やかに
重めのグレイとブラウンで重厚感たっぷりにまとめたベーシックな装いに、ライトベージュのトレンチコートをばさりと羽織って、クラシカルな雰囲気と春らしい軽さを演出。スカーフ&バッグの上品な味付けもいい感じ。
MACKINTOSHのコート ¥107800(マッキントッシュ ギンザシックス店)、WRAPINKNOTのニット ¥22000(HEMT PR)、JEANS FACTORYのパンツ ¥14850(ジーンズ ファクトリー卸団地本店)、SANDERSのシューズ ¥49500、A Piece of Chicのスカーフ ¥20900(ともにグラストンベリーショールーム)、 GERNOT LINDNERのメガネ ¥10100(グローブスペックス エージェント)、Billinghamのショルダーバッグ ¥46200(グリニッジ ショールーム)、MASTER&Co.のソックス ¥2750(マッハ55リミテッド)
Color Style Sample 04
ダークカラーの重さを打ち消す配色バランスにセンスが光る
カーキ、オリーブ、ブラックにブラウン。ともすれば地味で野暮ったい印象になりかねない色使いを、トーンの濃淡や配分でバランスよく仕上げた好采配なお手本的スタイル。意識的に取り入れた適度な明色がポイントだ。
BARACUTAのジャケット ¥52800(バラクータ カスタマーサービス)、THE FOX×JEANS FACTORYのカーディガン ¥11000(ジーンズ ファクトリー卸団地本店)、ämneのシャツ ¥18700(バート)、OMNIGODのパンツ ¥21450(オムニゴッド事業部)、REGAL Shoe & Co.のシューズ ¥37400(リーガル シュー & カンパニー)、’47のキャップ ¥4400(フォーティーセブン トウキョウ)、pineのメガネ ¥36300(フォレストパイン・デザインラボ)、PANTHERELLAのソックス ¥4400(真下商事)
Color Style Sample 05
しっとりと落ち着いた配色で大人なムードのカジュアルに
ミリタリー感強めのアノラックパーカに、スニーカー&バックパックを合わせたシンプル&ライトなデイリースタイル。男前なオリーブグリーンに暗めのグレイやネイビーを合わせれば、しっとり大人のムードで着こなせる。
Wonderlandのアノラック ¥42900(ノット ワンダー ストア)、JOHN SMEDLEYのニット ¥37400(リーミルズ エージェンシー)、MASTER&Co.のパンツ ¥23980、バックパック ¥18480(ともにマッハ55リミテッド)、CONVERSEのスニーカー ¥22000(コンバースインフォメーションセンター)、Lunorのメガネ ¥56100(グローブスペックス エージェント)
色彩の面白さや奥深さが学べる、文部科学省後援の公的資格《色彩検定》は、”色を知れば、人生が豊かになる”がメインコンセプト。感覚や経験則だけではなく、ここでしっかりと幅広い知識を身につけられたら、あなたの日常がきっと今まで以上に充実するはず。検定は年に二度実施していて、次回は2023年6月26日(※夏季検定)を予定。時間はたっぷりあるので、まずはそこを目指して一緒に、楽しく勉強してみませんか?
photo:Akihiro Furuya
styling:Kenta Nakakita
hair&make:Masa Kameda
model:Anton
text:編集部
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自分色の見つけ方。 first appeared on men's FUDGE.
情報提供元:men's FUDGE
記事名:「身につく、差がつく、自分色の見つけ方。」