【仕事に繋がる!】フォトグラファー用ポートフォリオサイトをつくる10のコツ

いまや、フォトグラファーにとって自分の作品を紹介するポートフォリオサイトが必要不可欠です。自身の写真を紹介することはもちろん、自分自身をプロモーションする場にもなります。あなたのサイトで作品を見て、クライアントはあなたの印象を持つことになります。

最近では使いやすいサイト作成ツールがたくさんあり、デザインやコーディングの知識がなくても、簡単にサイトを制作することができます。しかしサイト制作で気をつけておかなければならないことはたくさんあります。

今回は、フォトグラファーがポートフォリオサイトを作成するにあって役に立つ10個のポイントをご紹介します。

1. サイトのテーマは、写真が中心になるように考える

まずはじめに、サイトのテーマを考えましょう。作成ツールやプロバイダーには得意分野がありますので、自分の作品が強調できるテーマや、ギャラリーを作成するオプションなど押さえておくことが大切です。自身を表現するにあたって、写真を見せる事に関しては制限のないサイトテーマを探しておくことが重要です。

2. 量より質

ポートフォリオに掲載する作品を選ぶときは、なるべく多くなり過ぎないように努めましょう。クライアントになるかもしれない訪問者が、あなたのサイトを見たとき、欲しい情報が見つけやすいようにしておくことが大切です。色んなページを探り、永遠とスクロールしなくてはならないようなサイト構成は避け、あなたが心の底から最高の作品だと思う写真を選んでください。作品の掲載で迷った時は、第三者の意見を取り入れることも選択肢のひとつです。

500pxのコンテンツエディターのアレハンドロ・サンティアゴ氏(Alejandro Santiago)は次のように述べています。「写真家として、私たちはしばしば自分の写真に対して盲目になりがちです。より主観的な意見が言える信頼のおける友人に相談し、ポートフォリオの構成に役立てましょう。」

3. 自分の強み(長所)にフォーカスを当てる

今まで撮ってきた作品のすべてを紹介したくなると思いますが、それは避けましょう。あらゆるスタイルに熟知しているフォトグラファーでない限り、あなたの得意分野が表現されている作品を掲載しましょう。もしあなたがウェディングやポートレート写真を専門としている場合、風景写真を掲載することは得策とは言えません。

4. あなたのセンスとスタイルをサイトに反映させる

おしゃれなサイトテーマがあると作品をきれいに見せることができます。あなたの作品はどんなタイプでしょうか?一度に多数の写真を表示するオプションを選択できるレイアウトが合っているか、1点1点に焦点を当てて細部まで表示できるようなレイアウトが合っているかを考えましょう。

しかしながらルールにとらわれるばかりではいけません。一番大切なことは、自分のスタイルをきちんとサイトに反映させ、時間をかけて確認することです。ウェブサイトに訪れてみて、その見た目があなたの作風をどのように映し出しているか考えましょう。ポートフォリオサイトはあなたのパーソナルブランドを作り上げていくものでもあります。そのためサイトだけではなく、ソーシャルメディアから名刺に至るまで、自身の情報を発信するすべてにそのスタイルを反映させましょう。

5. オンラインストアも展開する

サイト上にオンラインストアがれば、作品を販売してサイト運用費を捻出できるかもしてません。多くのフォトグラファーは、オンラインストアを利用して、写真や印刷物を販売しています。また、オンラインで写真撮影を受注したり、主催するワークショップの参加チケットを販売することもできます。利用者は、ショッピングカートに簡単に追加でき、クレジットカードで決済することができます。今や電子商取引(Eコマース)に慣れている人も多いので、オンラインストアは需要が高いでしょう。

6. 独自ドメインを取得する

今では多くのサイトで、独自ドメインを設定出来る便利なオプションが提供されているので、専門知識がなくても取得することが可能です。独自ドメインは無料で提供されている場合は少ないですが、プロとして見せるためにお金を費やす価値はありますので必須事項と考えましょう。ドメイン名はあまり長くなく、覚えやすいものにすることも大切です。

7. 連絡先は見やすい場所に

クライアントになる可能性がある訪問者が、あなたの連絡先を探し回る必要がないように目立つところへ表示しましょう。また、ソーシャルリンクの記載も忘れないようにして下さい。あなたのサイトに訪れる人たちがクリックしてInstagramをフォローしたり、最新のツイートを見ることができれば、あなたの活動に注目しやすくなります。

8. ブログを書く

こちらは必須条件ではありませんが、個性を際立たせたり、あなたがやっていることを情報発信する際には最適な方法です。書く内容に悩む必要もありません。近所や街で撮影をして、撮影の舞台裏を紹介したり、インスピレーションを受けた事について書いてみたり、内容は自由です。新しく身に付けたスキルを披露したり、新しく取り組んでいる作品をシェアしたりする際にも、ブログは非常に便利な場所となります。

9. 仕事がスムーズにできる仕組みを考える

面倒なコミュニケーションほど煩わしいものはありません。クライアントへ作品を届けるために、ファイル共有サービスを使って探してもらったりなど、面倒なやり取りに対応することも同様です。クライアントがサイトから直接作品を探すことができダウンロードができれば、コミュニケーションがスムーズとなります。無駄のないプロセスになるように心がけましょう。

10. 更新を続ける

常にウェブサイトを新しくする必要はありませんが、情報が正確であるかをちゃんと確認をしてください。更新がないサイトはあまり信用されませんので、必ず定期的に新しいプロジェクトやクライアントを追加し更新することが重要になります。

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※この記事は写真撮影に役立つ情報を発信するWebメディア「500pxISO」を翻訳した記事となります。
元記事: 10 Tips for Creating a Professional Photo Website
訳・構成:アマナイメージズ PORTFOLIO編集部

情報提供元:PORTFOLIO
記事名:「【仕事に繋がる!】フォトグラファー用ポートフォリオサイトをつくる10のコツ