皆さんは“ビタミンC”と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか? 何となく体によさそう、美容効果がありそう…などさまざまあると思いますが、ビタミンCこそこの時期の体へのダメージから身を守るために積極的に取り入れたい大切な栄養素です。今回は、夏のインナーケアとしてビタミンCの摂取の際のポイントと、おすすめのレシピをご紹介します。

夏の朝はビタミンCを積極的に摂ろう!

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ビタミンCには活性酸素を除去する抗酸化成分が豊富に含まれていて、コラーゲンの生成を助ける、ストレス解消や風邪を予防する、またこの時期特に気になるシミやソバカスなどの色素沈着を防ぐ作用などがあります。紫外線対策としては、日差しを浴びる前に体内に取り入れておくことが効果的であるため、朝はビタミンCを摂取するベストタイミングといえます。

ビタミンCの摂り方のポイント

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より効率的に体内への吸収を促すため、ビタミンCの持つ特徴や性質を改めて押さえておきましょう。

①こまめに摂取する

水溶性であるビタミンCは、たくさん摂取しても体の中にストックしておくことができず排出されてしまいます。一度にたくさんの量を摂るのではなく、こまめに数回に分けることがポイントです。

②「ソラレン」に注意

ビタミンCを含む食材の代表といえばフルーツですが、フルーツの一部にはソラレンという成分を一緒に含んでいるものも多くあります。この成分は紫外線を浴びるとシミができやすくなるという性質があるため注意が必要。
ソラレンを多く含む食材はレモン、オレンジ、グレープフルーツ、キュウリ、セロリなど。逆に、イチゴやバナナ、リンゴ、ニンジン、トマト、レタスにはほとんど含まれないため朝食に適しているといえます。

③調理法のポイント

ビタミンCは加熱によって壊れることはほとんどないとされる一方で、空気に触れると酸化しやすく、水溶性のため水で洗ったりすると成分が減少しやすい点に注意が必要です。
また、フルーツなどはそのまま食べてももちろんOKですが、ジュースにして飲むと更にその効果がアップ。これはビタミンCが硬い細胞壁の中に存在しているためで、ジューサーなどで攪拌することによってその細胞壁が壊れ、体内への吸収率がより一層高まるためおすすめです。

ビタミンCたっぷり朝食レシピ

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ビタミンCを多く含む食材を使った夏の朝にピッタリの簡単レシピを3つご紹介します。

①栄養満点・赤のスムージー

ビタミンCたっぷり、抗酸化作用・美容効果の高いスムージーレシピ。ソラレンに注意しながら、お好みで野菜やフルーツを足しても◎。

-材料-

1) 人参 1/2本

2) トマト 1個

3) バナナ 1〜1.5本

4) リンゴ 1/2個

5) 水 1/2カップ

6) はちみつ お好みで

-作り方-

1) 適当な大きさにカットした野菜とフルーツ、水をジューサーに入れて撹拌したら完成。お好みではちみつを加えるとより美味しくいただけます。

②チーズの香ばしハッシュポテト

ジャガイモにたっぷり含まれるビタミンCは、でんぷんに包まれているため加熱しても壊れにくいのが特長。チーズとともに香ばしく焼き上げます。

ー材料ー

1) ジャガイモ 2個

2) ベーコン 3枚

3) とろけるチーズ 50g

4) オリーブオイル 大さじ2

5) 塩、こしょう 少々

ー作り方ー

1) ジャガイモは皮のまま千切りに、ベーコンも同じように細長くカットしたらボウルに入れて塩こしょうを加えて混ぜます。

2) オイルを引いたフライパンにジャガイモとベーコンを半量入れ、その上にチーズを乗せ、残りの半量をチーズを覆うように乗せたら蓋をしてじっくり焼きます。

3) 片面が焼けたらフライ返しで裏面に返し、再び蓋をして表面がカリっとするまで焼いたら完成です。

③ブロッコリーの冷製ポタージュ

ビタミンCを多く含むブロッコリー、ジャガイモをメインに使った冷製スープ。ミキサーを使うので時短、グリーンの見た目も涼やかです。

ー材料ー

1) ブロッコリー 2/3個

2) ジャガイモ 大1個

3) タマネギ 1/2個

4) 枝豆(冷凍) 8~10さや

5) 牛乳 300ml

6) コンソメ 小さじ1

7) 塩、こしょう 少々

-作り方-

1) 枝豆は解凍して、さやから出しておく。

2) カットしたブロッコリー、ジャガイモ、玉ねぎを電子レンジで3分温め、ミキサーに移したら、牛乳とコンソメを加えてなめらかになるまで撹拌します。

3) 塩こしょうで味を整えたら完成です。

いかがでしたか?1日のスタートにビタミンCたっぷりの朝ごはんを食べて、夏のダメージを撃退しましょう。

情報提供元:Tonoel
記事名:「夏の酸化・紫外線ダメージを抑えるビタミンCの摂り方&レシピ