ヨガを続けることで心身にさまざまな効果を得られますが、なかでも女性特有の不調や悩みも軽減・改善することが可能なのはご存じですか?年齢を重ねるとともに絶えず変化していく女性の心と体。今回は、ヨガの智慧から女性の生活の質を向上させる“ウーマンライフヨガ”についてご紹介します。

女性の心と体の変化に寄り添うヨガ

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「なぜ、ヨガは男性よりも女性に人気があるんですか?」ある著名なヨガ指導者の講演会で、一人の男性の生徒が質問をしました。そのヨガ指導者はこう答えました。
「ヨガでは自分を見つめ、気づき、変化をしていく心の柔らかさを養います。女性の方が、元々変化を受け入れる受容性を持っているから、やりやすのではないでしょうか?」
初潮、妊娠、出産、更年期、閉経…。一生を通して女性の体と心は大きく変化し、月経サイクルによって1ヶ月の中でも体調は変化します。そして、女性、職業人、妻、母親と、役割はめまぐるしく変わり、時にはいくつもの役割を掛け持ちする必要に迫られることも。
そんな変化に耐えうる柔軟性を女性は元々備えているといわれます。さらに、その変化に翻弄されるのではなく味方につけることができたら、女性の日々はより豊かになるのではないか。ヨガは体の柔軟性だけでなく、心の柔軟性を育んでいく練習。つまり、変化の大きな女性の人生に最適なツールといえます。
ウーマンライフヨガでは、【ヨガ】と【女性であること】を学ぶことで、より幸せになるためのしなやかさを育んでいきます。

ウーマンライフヨガで学ぶこと

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ウーマンライフヨガでは、女性のライフステージの中で起こりうる不調4つをテーマに、ヨガを通して改善していく方法を学びます。

1.女性特有の不調(PMS、生理痛)

現代女性の一生のうちの月経回数は昔に比べると10倍に増えています。これは初潮の年齢は下がっていますが、出産の回数が減っているためで、これが婦人科疾患が増えている原因のひとつとも考えられています。生理痛があるのも当たり前ではなく、改善することができます。月経や女性ホルモンについて学び、女性特有の不調をヨガで緩和する方法を考えていきます。

2.女性とストレス

ストレスに影響を与える自律神経は、女性ホルモンと同じ脳の視床下部にコントロールセンターがあり、お互いに影響しあっています。ストレスを抱えることは、女性ホルモンのバランスを乱し、女性特有の不調や不妊にも繋がります。自律神経とストレスについて理解を深め、ヨガの智慧から自分でコントロールするポイントを学びます。

3.ママになるための準備(妊活)

月経は体脂肪率と関連しており、16%以下になると月経は止まってしまいます。過度なダイエットは妊娠の妨げにもなるのです。現代は痩せ過ぎている女性が増えており、不妊に悩む方が増えている要因にもなっているのではと考えられています。妊活とは、まずは健康な体と心を作ることが基本。ヨガで健やかな心と体を育んでいきます。

4.更年期

現代の日本人女性の平均寿命は80代後半。閉経し、女性ホルモンであるエストロゲンが減少してからの時間がとても長いのです。エストロゲンは「女性らしさを作る」ホルモンで、骨を健康に保つ、自律神経に作用する、コレステロール値を下げるなどの働きもあります。女性にとって、閉経後の時間をいかに整えていくかはとても大切ことです。

どんな人がウーマンライフヨガを学べばいいの?

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・ヨガのレッスンを通して女性が輝くお手伝いをしたい人

女性特有の不調、ストレス、妊活、更年期をテーマに女性に特化したヨガのレッスンが提供できようになります。また、レッスンだけでなく参加者からの質問や会話の中でも、正しい根拠と知識を持ってお話しできるようになります。

・ヨガでセルフケアをしたい人

生理痛がひどい、妊娠を考えている、ストレスを抱えている…。このような悩みにも、日常生活のセルフケアとしてヨガを取り入れられるようになります。

・全ての女性

自分で自分を観察し、変化に気付き、整える。そんな力をウーマンライフヨガでは養っていきます。すぐに薬やインターネットの情報だけに頼るのではなく、自分で自分の体や心の変化に気付き、整えていくことができれば、自分自身への信頼が高まっていくでしょう。
そして、女性の体は知れば知るほど奇跡のように神秘的です。そんな素晴らしい自分自身を知れば、【女性であること】に誇りを感じられます。自分自身を信頼し、誇りを持つこと。それがしなやかで喜びのある人生に繋がるのではないでしょうか。

情報提供元:Tonoel
記事名:「女性のライフスタイルをサポートする“ウーマンライフヨガ”とは