皆さんの生理は順調ですか?1ヶ月の中で、生理が終わってから1週間だけ調子が良くてそれ以外は不調という声も聞くことがあります。毎月の生理のことを考えると、憂うつになるという人も少なくないでしょう。現代の女性が抱える生理のお悩みについてアーユルヴェーダの3つのドーシャ(生命エネルギー)の視点から改善策をご紹介します。
適正な生理とは?
おさらい ドーシャとは?
生理周期とドーシャの関係
卵胞期:カパ(水・地)
排卵期:カパ(水・地)とピッタ(火・水)
黄体期:ピッタ(火・水)
月経期:ヴァータ(空・風)
ドーシャ別 生理前後の不調と対処法
【ヴァータ体質】
ー生理前ー
1) 便秘、ガス、手足の冷え、不眠・入眠困難など睡眠障害、情緒不安定、不安・恐怖心・心配
ー生理中ー
1) 体の凝り、腹痛や腰痛が強い、経血量が少ない、黒ずんだ経血、生理不順
ー対処法ー
1) 規則正しい生活(排泄、食事、睡眠の時間を一定にする)。
2) 体も心も神経も忙しく動かしすぎない。リラックスする時間を多くとる。睡眠時間をたっぷりとる。
3) 冷たいもの・乾燥した食べ物・苦味・渋味・辛味が強い食べ物を控えて、温かく水分と油分を含んだ食事をいただく。
4) セサミオイルを使ったオイルマッサージを定期的に行う(特に生理前の1週間は念入りに)。
5) 生理痛がある場合、湯たんぽなどで温める。日常的に体を冷やさない。
【ピッタ体質】
ー生理前ー
1) 火照り、大量の汗、貧血、下痢、湿疹、ニキビや吹き出物、イライラ、怒りっぽい、短気、頭痛、過度の食欲
ー生理中ー
1) 灼熱感、生理痛、鮮血で量が多い経血
ー対処法ー
1) 刺激物(アルコール、チョコレート、カフェイン、辛いもの、塩気の多いもの、酸っぱいもの、香辛料)を避ける
2) 体の熱を上げるような激しい運動のしすぎに注意する。
3) 頑張りすぎ、真面目すぎないよう心のゆとりを保つ。
4) 牛乳、ギー、甘いフルーツなど冷性の食べ物を取り入れる。
【カパ体質】
ー生理前ー
1) 過剰な眠気、怠さ、倦怠感、浮腫み、冷え、マイナス思考、胸の張り
ー生理中ー
1) 粘質のある経血、背中や関節の痛み、食欲低下、眠気
ー対処法ー
1) 揚げ物、油っぽいもの、甘いもの、酸っぱいもの、塩分が多いもの、動物性タンパク質、チーズ・ヨーグルトなど乳製品を控える。
2) 精製された小麦、パン、麺類、とろろや納豆などネバネバした食材を避ける。
3) 昼寝、二度寝、日中にゴロゴロして過ごさない。毎日の適度な運動習慣をつける。
4) 食事に生姜や黒胡椒など消化力を高めるスパイスを取り入れる。
情報提供元:Tonoel
記事名:「【アーユルヴェーダのドーシャ別】生理の不調改善法」