新しい収益化リソースおよびAPIにより、キャンバのAIプラットフォームとワークプレイスの提供を強化すべくアプリ・連携の構築に取り組む開発者をサポート
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --世界で唯一となるオールインワンのビジュアル・コミュニケーション・プラットフォームであるキャンバは、世界で最もプラグイン可能なデザイン・プラットフォームを構築するという当社のビジョンの一環として、成長を続けるキャンバの開発者コミュニティのアップデートを発表しました。
サンフランシスコで開催された第2回年次「キャンバ・エクステンド」カンファレンスで、キャンバはいくつかの新しいAPI、プレミアムアプリ・プログラムによる収益化、そして新たに追加されたビルダーのビジネス拡大を支援するツールを紹介しました。
キャンバの開発者コミュニティは、1年間で122カ国のメンバーで構成されるまでに拡大し、300を数えるアプリのマーケットプレイスに貢献しています。2023年6月にキャンバ開発者プログラムを開始して以来、これらのアプリは10億回利用されています。キャンバのプラットフォーム上に構築することで、開発者はキャンバの1億9,000万人を誇る月間アクティブユーザーの手にアプリを届けるシンプルな方法を手にすることができます。そして、ユーザーは自身の目標を達成するために新しいテクノロジーにアクセスすることが可能となります。
「当社のビジョンは、アプリと連携を通じて最も相互運用性の高いワーク・プラットフォームを構築し、またそれを構築する開発者にやりがいのある体験を提供することです」と、キャンバのエコシステム担当責任者兼ゼネラルマネージャーであるAnwar Haneefは述べています。「世界中の開発者とのパートナーシップにより、当社は何百ものAIおよびデザイン機能を導入し、かつてないスピードでキャンバを拡大しています。これからも長きにわたって共に成長し続けることをとても楽しみにしています。」
キャンバがアプリ開発者に価値と成長の機会を提供
キャンバのアプリはすでに非常に多くの職業や組織のユーザーに支持されています。彼らはキャンバのアプリによりコンテンツ制作のスピードアップと編集作業の改善を図り、そして新たなインスピレーションを得ています。
今回のアップデートによりキャンバで構築できる幅が広がり、そしてユーザーはアプリを見つけやすくなりました。
- 収益化 - プレミアムアプリ・プログラムでは、要件を満たす開発者はアプリにプレミアム機能を含めることができ、エンゲージメントに基づき報酬を得ることが可能です。
- 翻訳サービス - キャンバはアプリのコンテンツを翻訳し、開発者が世界中のユーザー基盤とつながることができるよう無料でサポートします。
- アプリをより見つけやすく - アプリは、当社プラットフォームのテキストタブ、エレメントタブ、フォトエディター、Canva Docs内などで、キャンバ独自の編集ツールと一緒に表示されるようになります。これにより、ユーザーは自身の仕事に最も関連するアプリを見つけやすくなります。
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新しいアプリおよびAPI - キャンバはCanva Apps SDKを拡張し、新たに以下の機能を提供します
- Content Query API - アプリによるテキストの読み込みと更新が可能となり、翻訳アプリ、ドキュメントAIアシスタント、ライティングアシスタントなどの可能性を広げます。
- Design Editing API(ベータ版) - プロンプトに基づいてプレーンなデザインに要素を追加・修正するアプリなど、デザインとレイアウトの自動化が簡単にできるようになります。
- Tables API -アプリにより、コンテンツ付きテーブルを設計に追加することが可能となります。
- Authentication API -アプリ認証を簡素化し、業界標準のOAuthプロトコルの実装を容易にします。
APIや収益化の機会に加え、キャンバの開発者はアプリの設計からGo-to-Market(GTM)の支援まで幅広いリソースにアクセスすることができます。
「多くのマーケターがキャンバを利用してMetaの無料および有料のメディアアセットを作成しているため、当社は彼らがMetaのクリエイティブのベストプラクティスをシームレスに利用できるアプリを作りたいと考えていました。当社はキャンバと協力してMeta Design Checkアプリの設計、開発、Go-to-Marketに取り組みました。このアプリはユーザーのクリエイティブなプロセスを実に簡素化してくれます」と、Metaの戦略的パートナーシップ担当責任者であるCecilia LV氏は述べています。
成長するAIエコシステム
7月にレオナルドAIを買収した後、キャンバは開発者がレオナルドのAPIへのアクセスを申請することで、アプリを作るためのイニシャルクレジットを受け取ることができると発表しています。
アプリおよび連携はキャンバのAI戦略の中核をなすものであり、Canva Apps Marketplaceにあるアプリ等の半分以上がAIを搭載したものになります。AI開発者はキャンバで熱狂的な支持者を見つけています。例えば、DeepReelはキャンバを利用してから最初の1ヶ月で、新規ユーザー登録者数を10倍以上に伸ばし、Krikey 3D AI Animationはキャンバでアプリを公開した翌日、サイトトラフィックが23倍に増加しました。
Connect APIと新たなSalesforceの連携機能が、プラグイン可能なワークフローの力を示す
今年6月の提供開始以来、キャンバのConnect APIを活用しワークフローや製品にキャンバを組み込む企業が増えてきており、現在300以上のConnect API連携が開発中となっています。
キャンバは先週、Canva for Salesforceを発表しました。Connect APIを活用した連携機能であるCanva for Salesforceにより、カスタムデータセットを印象に残るアセットに変えることができます。
営業チームは、ワンクリックでSalesforceのオポチュニティ(商談)やアカウントに関する情報をキャンバのテンプレートに入力できるほか、Salesforceに入力したデータを使ってチャートを作成することもできます。カスタムプレゼンテーションやピッチアセットの作成を自動化することで、営業チームはビジネスの戦略とクロージングの部分により集中できるようになります。
Salesforceはキャンバを基盤とするワーク・プラットフォームのひとつであり、Amazon Ads、Meta、Google Adsがアプリに加わっています。Connect APIはまた、Workato、Zapier、Makeのようなクラウド統合プラットフォーム(iPaaS)とキャンバを橋渡ししています。
開発者イニシアチブがキャンバの事業成長をサポート
今回の発表は、2024年5月のCanva Enterpriseの公開に続くものです。Canva Enterpriseにより、企業はチームによるキャンバの使い方をよりコントロールしやすくなります。新しいAPIと開発者リソースの追加により、チームは重要なデータにアクセスしやすくなり、他の重要なワークプレイスツールとともにキャンバを使用できるようになります。キャンバは現在、フォーチュン500企業の95%に利用されており、ユーザー数は1億9,000万人、売上高は23億ドルを突破しています。
キャンバについて
2013年に設立されたキャンバは、世界中のすべての人にデザインする力を与えることを使命とした、オンラインで利用できる無料のビジュアル・コミュニケーションおよびコラボレーション・プラットフォームです。シンプルなドラッグ&ドロップのユーザー・インターフェイスと、プレゼンテーションからドキュメント、ウェブサイト、ソーシャル・メディア用画像、ポスター、衣服、動画に至るまでの豊富なテンプレートに加え、フォント、ストック写真、イラスト、ビデオ映像、オーディオクリップの膨大なライブラリーが特徴で、アイデアがあれば誰でも美しいものを創造することができます。
Salesforce等はSalesforce, inc.の商標です。
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記事名:「キャンバ、アプリの利用回数が10億回を突破しことを受け、開発者向けプラットフォームを拡張」