Google Distributed Cloudのアーキテクチャがインテリジェント・データ・インフラを統合し、セキュアなAIイノベーションを推進する
カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --インテリジェント・データ・インフラを手掛けるネットアップ(NASDAQ:NTAP)は、グーグル・クラウドとの戦略的パートナーシップを拡大し、ユニファイド・データ・ストレージとインテリジェント・サービスをGoogle Distributed Cloudアーキテクチャに統合することを発表しました。この統合は、特に公共部門や規制産業を中心とする組織を強化するもので、セキュリティと厳格な規制遵守のための高い基準を維持しながら、AI対応のインフラを活用できるようになります。
政府機関、製造業、通信業、小売業などの厳しい規制の対象となっている企業は、AIを活用したイノベーションの推進を望んでいるものの、データ主権や消費者プライバシー法などの新たな規制が、ITワークロードの近代化を進める企業にとっての新たなハードルとなっています。これらの組織はそういった課題を克服するために、データの適切な保護と管理を確実に実施する必要があります。ネットアップがグーグル・クラウドとの協業し、Google Distributed Cloud(GDC)サービスの基盤であるデータ・ストレージを提供することで、企業が自信を持ってイノベーションを起こし、データを効率的に管理することができるようになり、結果的に、コンプライアンスの遵守とセキュアな環境でのアプリケーション開発のサポートにつながります。
Google Distributed Cloudでは、顧客のクラウドインフラとサービスを、オンプレミスのデータセンターやネットワークエッジなど、顧客が必要とする場所に拡張することができます。これにより顧客はクラウド技術とアプリケーション(AI機能を含む)を活用できるようなる一方で、クラウドをデータが生成される場所に近づけたり、外部との接続を制限または遮断するエアギャップ環境を構築したりすることで、IT環境のコントロールを強化することが可能になります。ネットアップが提供するインテリジェント・データ・インフラストラクチャは、顧客のデータをより適切に制御してワークロードの効率的な拡張とAIの活用を実現しながら、セキュリティと規制遵守の確保を支援するNetApp ONTAP®やStorageGRIDのソリューションを導入することで、これらの環境をさらに強化します。さらに、Google Distributed Cloudはこれらの機能を活用して、データベース、AI、アナリティクスを含む自社サービスのサポートも行っています。
「新しい規制要件によりデータのセキュリティとコンプライアンスがますます厳しくなりつつある中、Google Distributed Cloudとネットアップとの連携により、AIイノベーションが手の届くものになってきています」とネットアップのセサル・セルヌーダ社長は述べています。「ネットアップは、革新的でコンプライアンスを守るデータ管理ソリューションを求める企業にとって、信頼できるパートナーです。ネットアップのインテリジェント・データ・インフラストラクチャーを活用したソリューションのお陰で、Google Distributed Cloudは、公共部門や規制産業向けにカスタマイズされたAI対応ソリューションを提供することができます」
この協業により顧客は、強力なコンプライアンスとセキュリティを確保しながらクラウド、データセンター、エッジの環境で種類の異なるシステムが混在するソリューションへの依存度を下げることができます。これにより、複雑さが軽減される一方で俊敏性が向上するため、顧客は分散型クラウドソリューションを導入・管理しやすくなり、新たなトレンドへの対応と運用環境の変化への対応が可能になります。
「当社がGoogle Distributed Cloud上でネットアップと提携したことにより、処理のローカライズ、需要の変化に即座に対応できるスケーラビリティ、セキュリティの強化といったメリットを組織が享受できるプラットフォームをお客様に提供できるようになりました」とグーグル・クラウドのゼネラルマネージャー兼ストレージ部門バイスプレジデントを務めるサミート・アガルワルは話しています。「これらの能力により規制産業の組織は、AIのような新興技術を利用する際に、データ主導のイノベーションのニーズに効果的に対処できるようになります」
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記事名:「ネットアップ、グーグル・クラウドとの協業を拡大して分散クラウドインフラ向けデータ・ストレージを提供」