ビザ・ダイレクトの新しいステーブルコイン事前資金調達オプションにより、国際送金が長らく待たれていたアップグレードを実現。
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --企業が国際送金の資金を調達する方法は、これまで以上に迅速で、スマートかつ柔軟になろうとしています。ビザはSIBOS 2025にて、ビザ・ダイレクトを通じてステーブルコインによる事前資金調達の試験運用を開始することを発表しました。これにより、企業は世界中で新たな送金手段を得て、流動性を解放し、デジタルファースト経済に対応した財務業務の近代化を実現します。
何十年もの間、国際送金は事前に資本を拘束する非効率で高コストのシステムに依存してきました。本試験運用により、ビザ・ダイレクトはステーブルコインを新たな資金調達手段として試験しています。その目的は、摩擦を軽減し、流動性へのより迅速なアクセスを可能にするとともに、金融機関にグローバルな支払いを管理する際の柔軟性を高めることです。
「国際送金はあまりにも長い間、時代遅れのシステムに縛られてきました」とビザのコマーシャル&マネームーブメント・ソリューション部門プレジデントであるクリス・ニューカークは述べています。「ビザ・ダイレクトの新しいステーブルコイン統合は、世界中で資金を即時に移動できる基盤を築き、支払い方法に関するより多くの選択肢を企業へ提供します。」
重要な理由
- 流動性の解放:ステーブルコインによる事前資金調達により、企業は多額の法定通貨を事前に留め置く必要がなくなり、資本を活用し続けながら支払いを確実に担保することができます。
- 財務の近代化:金融機関は数日ではなく数分で資金を移動でき、流動性管理をより動的かつ機動的に行えるようになります。
- 予見可能性:ステーブルコインは一貫した決済レイヤーを提供し、現地通貨の変動リスクを低減して財務業務を安定化させます。
試験運用の仕組み
- ステーブルコインによる事前資金調達:企業は支払いをカバーするために、法定通貨ではなくステーブルコインでビザ・ダイレクトに事前入金します。ビザはこれらのステーブルコインを「銀行預金」として扱い、支払いに利用可能な資金とします。
- 対象者:国境を越えた流動性をより迅速かつ柔軟に管理する必要がある銀行、送金事業者、金融機関が対象となります。
- 提供状況:ビザは試験運用の基準を満たす一部のパートナーと協力しています。2026年には試験運用を拡大する予定です。
ビザ・ダイレクトのステーブルコイン試験運用は、送金の未来として、より迅速で柔軟性が高く、デジタルファーストの世界に適した仕組みを築くというビザの広範な取り組みに基づいています。ビザは、自社グローバルネットワークの規模と信頼性にブロックチェーンのプログラマビリティを組み合わせ、さらに主要な決済プロバイダーと事前資金調達のユースケースで提携することで、世界中の企業、金融機関、消費者向けの国際送金を近代化しています。
FAQ
Q:ビザ・ダイレクトとは?
ビザ・ダイレクトはビザのリアルタイム決済プラットフォームであり、世界中で迅速かつ安全な支払いを可能にします。
Q:この試験運用の新しい点は?
ビザ・ダイレクトがステーブルコインを活用するのは今回が初めてです。法定通貨のみを利用する代わりに、企業はステーブルコインでビザ・ダイレクトに事前入金できるようになります。
Q:受取人は従来のお金を受け取れるのか?
はい。受取人は常に現地通貨で支払いを受け取ることができます。
Q:なぜ今か?
国際送金の基盤は数十年前に構築されたものであり、ステーブルコインは決済をより迅速かつ低コストで、さらにプログラム可能にするための必要なアップグレードを実現します。
Q:メリットを得られる対象者は?
銀行、送金事業者、そして国際送金の取引量が多く、迅速で効率的な流動性管理を必要とする企業です。
Q:今後の予定は?
初期試験運用は2026年4月までに限定提供へ移行する予定です。
ビザについて
ビザ(NYSE:V)はデジタル決済の世界的リーダーであり、200以上の国と地域で、消費者や加盟店、金融機関、政府機関の間の取引を促進しています。ビザの使命は、革新性、利便性、信頼性、安全性に最も優れた決済ネットワークを通じて世界を結び、個人や企業、経済に繁栄をもたらすことです。ビザでは、世界各国で誰もが受け入れられる経済は、世界中の人々の生活を向上させると信じています。そして、資金移動の未来へのアクセスがその基盤であると考えています。詳細情報については、 Visa.com.
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情報提供元:
記事名:「ビザ・ダイレクト(Visa Direct)、ステーブルコイン活用で企業向け資金調達を迅速化」











