本実証により、山間部やトンネルなど電波が届かない建設現場においても「Gリポート」が問題なく利用可能なことを確認しました。多様な検査を実施する際、低遅延での現場側映像の共有や、細かい文字の判読を可能とする高精細映像の共有が、不感地帯でも問題なく行えるようになります。
国土交通省北海道開発局主催の「現場ニーズと技術シーズのマッチング」(注)により、2023年9月下旬から本ソリューションの現場試行を開始しており、2023年11月30日に提供開始します。
<提供イメージ>
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■実証について
実証日:2023年9月6日
実証場所:北海道札幌市白石区 河川敷
実証概要:・「Starlink Business」と無線Wi-Fi機器を接続し、高速通信を屋外でWi-Fi接続可能な環境を構築
・遠隔臨場システム「Gリポート」が正常に稼働することを確認
実証結果:「Starlink Business」による高速通信を活用することで、Gリポートの特徴である検査側への低遅延での現場側映像の共有や、細かい文字の判読を可能とする高精細映像の共有が、問題なく行えることを確認
また、Gリポート側のデータ通信速度は、国土交通省「建設現場における遠隔臨場に関する実施要領(案)」に記載のFull HD(1920×1080)の映像共有に必要な通信速度(3.0Mbps)を大幅に上回る、「上り22Mbps、下り32Mbps」を記録しました。
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■「Gリポート」について
高画質映像のリアルタイム共有と録画を可能とする遠隔臨場システムです。
撮影者自身が映像を認識可能となるとともに、被写体を捉える際に不自然で安全を損なうような体勢で撮影することを抑止できるハンディ型基本パッケージに加えて、両手が自由に使えるウェアラブルカメラ (オプション)を利用することにより、1台のデバイスで2つの撮影スタイルに対応することが可能です。
「建設現場における遠隔臨場に関する実施要領(案)」(R5.3 国土交通省)に準拠し、スムーズな映像とクリアな音声で現場と隔地の円滑な相互コミュニケーションの実現に加え、以下の特長を持ち高い操作性を有しています。
<特長>
・ソフトのインストールが不要かつワンタップ・ワンクリックによる接続が可能であり、初めての方でも安心して利用が可能
・インカメラへの切り替えによる撮影者と検査者相互の顔認識が可能であり、スムーズかつ安心感のある対話を実現
・映像と音声をローカル・クラウド双方で録画が可能
(注)「i-Construction」を推進するため、様々な分野の産学官が連携し、IoT・人工知能(AI)などの革新的な技術の現場導入や3次元データの活用を推進することにより、生産性が高く、魅力的な新しい建設現場を創出することを目的とした“i-Construction推進コンソーシアム”の活動の一環として、国土交通省の地方整備局および北海道開発局にて主催されている取り組み
配信元企業:エコモット株式会社
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情報提供元:Dream News
記事名:「衛星ブロードバンド「Starlink」を活用し、不感地帯での遠隔臨場システムを実証 ~北海道開発局「現場ニーズと技術シーズのマッチング」マッチング成立技術として、実現場での試行へ~」