*08:28JST 押し目待ち狙いの買いを誘う展開  4日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。3日の米国市場は、NYダウが43ドル安、ナスダックは37ポイント高だった。3月の米ADP雇用統計が予想を上回り、利下げがさらに遠のくことを警戒した売りが先行した。その後、3月の米ISM非製造業景況指数が予想外に低下したほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がインタビューで、引き続き年内の利下げの可能性を示唆すると、ハイテク株を中心に買い戻す動きとなった。シカゴ日経225先物は大阪比500円高の40030円。円相場は1ドル151円60銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。日経平均株価は前日の下落で支持線として意識されていた25日線を下回ったが、再び同線を上回ってくることが期待される。3月半ばの調整局面においても同線での底堅さがみられており、今回も押し目待ち狙いの買いを誘う格好になりそうだ。ナスダックが上昇した流れもあり、前日の相場の重荷となった指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角などへも押し目買いが入りやすいと考えられる。

 また、週末には米雇用統計の発表を控えているため、買い一巡後は膠着感が強まる可能性があり、日経平均が25日線水準での戻りの鈍さが意識されてくるようだと、短期的に売り仕掛け的な動きもありそうだ。ただし、米国ではFRBによる金融政策について、今年3回の利下げから、2回になるとの見方が増えている。足もとで経済指標の結果を受けた荒い値動きが目立つものの、次第に織り込む流れに向かわせそうだ。

 そのため、積極的な上値追いの流れは限られるものの、25日線回復後は同線を支持線としたリバウンド期待が高まってきそうである。4万円処では利益確定の売りが入りやすいだろうが、冷静に押し目を拾いたいところであろう。物色の流れとしては米国でアマゾン・ドット・コム、アップルなど大型テック株の一角が買われており、ハイテク株の一角に買いが向かいやすく、日経平均型優位の展開になりそうだ。また、昨日は経営計画を発表した伊藤忠<8001>が急伸し、他の商社株に買いが波及する場面も見られた。伊藤忠が引き続き買われる流れとなれば、バリュー株への資金シフトもあるだろう。
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情報提供元:FISCO
記事名:「押し目待ち狙いの買いを誘う展開