*08:44JST ハイテク株の押し目狙いのスタンスに  10日の日本株市場は、利食い優勢の相場展開ながら、底堅さが意識されそうだ。9日の米国市場は、NYダウが52ドル安、ナスダックは25ポイント高だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で早期利下げ期待が高まる反面、最近のデータで経済や労働市場の減速が見られると言及したため、NYダウは下落に転じた。
ナスダックはハイテクの買いが継続し、6日連続で過去最高値を更新した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の41515円。円相場は1ドル161円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い先行で始まることになりそうだ。
ナスダック指数は6日続伸で連日の最高値を更新しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。ただし、エヌビディアは続伸となったが、アームホールディングスは下落するなどまちまちの展開だったため、インパクトは限られそうである。

 日経平均株価は前日の大幅上昇で過熱感が警戒されやすく、利益確定の売りも入りやすいだろう。ただし、日経225先物はナイトセッションで41460円辺りでの底堅さが意識されていた。押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。また、本日はパッシブ型ETFの決算となり、分配金を捻出するため、現物と先物に売り需要が発生するとみられている。ただし、8日の決算時の影響は限定的だったこともあり、売り需要で下げる局面においては、押し目買いの好機になる可能性はありそうだ。

 売り需要の影響から上値追いは慎重ながら、底堅さが意識される相場展開になるようだと、押し目狙いの買い方においてはエントリータイミングを引き上げてくる展開も想定しておきたい。週末にはオプションSQを控えていることもあり、ヘッジ対応の動きなども活発になりそうだ。物色としてはハイテク株の押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。また、週末には米国で大手銀の決算発表が予定されており、メガバンクの押し目を拾う動きなども意識されてきそうである。
<AK>

情報提供元:FISCO
記事名:「ハイテク株の押し目狙いのスタンスに