産業別では、教育・医療サービス、娯楽・接客業、建設業などの分野で一定水準の雇用増が続くとみられる。ただ、金融業や情報通信業における雇用の伸びは期待できないとの見方が多いため、全産業ベースでの賃金上昇率は今年後半にかけて前年比+3%台後半の水準に鈍化するとの見方が多い。それでも製造業、建設業、娯楽・接客業などの業界における賃金上昇率がすみやかに鈍化することはないとみられており、2025年1-3月期における賃金上昇率が前年比+3.5-3.9%程度を維持する可能性は残されているとみられる。
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情報提供元:FISCO
記事名:「NYの視点:米労働市場、賃金上昇率は年後半にかけて前年比+3%台後半まで鈍化か」