*07:39JST NYの視点:米5月FOMC議事録タカ派色強まるもその後のインフレデータは改善 米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日-5月1日会合分)を公表した。

その中で、参加者が第1四半期のインフレデータに失望、最近のデータが利下げへの一段の自信につながっておらず、インフレが2%目標に向けて改善する一段の確信が持てるまで、一段と時間を要すると考えていることが再表明された。さらに、政策の引き締まりの度合いを巡り、多くが不透明性を指摘した。様々なメンバーが、必要とあれば、追加引き締めに前向きな姿勢を示したことも明らかになった。もし、インフレが持続的に2%に向けて低下しなければ長期にわたり高金利を維持することを議論した。

ただ、この会合で参考となっていたのは1-3月期データで、内容自体が古い。5月FOMC後に発表された4月消費者物価指数(CPI)は前月比で予想外に伸びが鈍化、さらに、FRBが注視している変動の激しい消費やエネルギーを除いたコア指数も前年比で予想通り鈍化し、21年4月来の低水準まで改善している。

4月データを受け、FOMC後のイベントや講演で、FRB高官は結果を歓迎。ウォラーFRB理事も1-3月期のインフレは改善が停滞していたが、4月データによるとインフレの改善が再開し始めたようだと言及。4月データがインフレが再燃している証拠にはならなかったとし、データが後押しした場合、年後半の利下げの可能性にも言及した。議事要旨を受けて過剰にFRBの過剰なタカ派方針を織り込む必要はないと見る。


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情報提供元:FISCO
記事名:「NYの視点:米5月FOMC議事録タカ派色強まるもその後のインフレデータは改善