東京市場が昨日までの3連休中、米株式市場で主要指数が8日と比べ上昇したことが東京市場の支えとなり、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。日経225先物は先週末までの3日続伸で810円上昇しており、短期的な過熱感が意識されている。こうした中、今日の日経225先物が取引開始後に上昇幅を広げる動きとなっていることから、市場では高値警戒感が強まり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードから、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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情報提供元:FISCO
記事名:「日経平均VIは上昇、株価大幅高で高値警戒感強まる」