*13:56JST 米国株見通し:下げ渋りか、当局者発言を注視 (13時30分現在)

S&P500先物      5,252.00(-8.50)
ナスダック100先物  18,295.50(-34.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は60ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


2日の主要3指数は軟調。寄り付きから売りに押されナスダックは反落、S&Pは続落、ダウは396ドル安の39170ドルと2日連続で値を下げた。この日発表されたJOLTS求人件数は予想を上回った。それを受け、現行の引き締め的な金融政策の継続への思惑で長期金利が上昇基調に振れ、ハイテクをはじめ幅広い売りが先行。ただ、今週末の雇用統計は弱い内容が予想されており売り一巡後は様子見ムードで過度な下げは抑制された。


本日は下げ渋りか。今晩のADP雇用統計は民間部門雇用者数が前回から小幅増加、ISM非製造業景況指数はやや改善が予想される。市場観測に沿った内容なら連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的な政策方針を後押しする材料になり、売り先行の見通し。ただ、FRB当局者から年3回の利下げの可能性が示されれば、安心感から買戻しが入りやすい。3月末にかけての利益確定や持ち高調整の売りは一巡し、新規の買いも期待される。


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情報提供元:FISCO
記事名:「米国株見通し:下げ渋りか、当局者発言を注視