ユーロ・ドルは1.0847ドルへ強含んだのち、1.0818ドルまで反落し、1.0822ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁やチーフエコノミスト、レーン理事が物価動向に変化なければ、6月利下げ開始の可能性を示唆したためユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、169円72銭へ強含んだのち、169円38銭まで下落。日欧金利差縮小観測にユーロ売り、円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.2710ドルから1.2750ドルのレンジで上下した。英国の4月消費者物価指数(CPI)が想定通り鈍化せず、英中銀の利下げ開始時期の予想が先送りされたことを受けたポンド買いが下支えとなった。ドル・スイスは0.9132フランへ弱含んだのち、0.9156フランへ上昇。
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情報提供元:FISCO
記事名:「NY為替:ドル強含み、タカ派FOMC議事要旨受け米高金利長期化観測」