米9月ISM製造業景況指数が予想を下回ったため長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。イランによるイスラエル攻撃が報じられると、中東地政学的リスク上昇を警戒したリスク回避の円買い、安全資産としての米国債が買われ、金利がさらに低下し、ドル売りが加速した。
ユーロ・ドルは1.1088ドルから1.1046ドルまで下落し、引けた。ユーロ圏9月消費者物価指数が欧州中央銀行(ECB)の目標2%を割り込んだほか、レーン・フィンランド中銀総裁がユーロ圏のインフレ率鈍化で、10月の理事会で利下げを正当化する理由が増えていると述べたため追加利下げを織り込むユーロ売りが加速。
ユーロ・円は、159円62銭から158円38銭まで下落した。
ポンド・ドルは1.3328ドルから1.3237ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.8432フランから0.8432フランのレンジで上下に振れた。
[経済指標]
・米・8月建設支出:前月比-0.1%(予想:+0.2%、7月:-0.5%←-0.3%)
・米・8月JOLT求人件数:804万件(予想:769.3万件、7月:771.1万件←767.3万件)
・米・9月ISM製造業景況指数:47.2(予想:47.5、8月:47.2)
・米・8月製造業PMI改定値:47.3(予想:47.0、速報値:47.0)
・米・9月ダラス連銀サービス業活動:-2.6(8月―7.7)
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情報提供元:FISCO
記事名:「10月1日のNY為替概況」