*08:13JST 今日の為替市場ポイント:中東情勢の悪化を警戒してリスク選好的な為替取引は縮小する可能性 1日のドル・円は、東京市場では143円37銭から144円53銭まで上昇。欧米市場では144円22銭から142円98銭まで反落し、143円56銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に143円台で推移か。中東情勢の悪化を警戒してリスク選好的な為替取引は縮小する可能性がある。

ロイター通信などの報道によると、イラン革命防衛隊は国営テレビを通じ、イスラエルに向けミサイルを発射したと発表した。イスラエルが報復に出れば、イランの対応はより壊滅的で破滅的なものになると伝えた。イラン政府高官はロイターに対し、「イスラエルへのミサイル発射命令は、最高指導者ハメネイ師によって出された」と話している。イラン国連代表によると、イランはイスラエル攻撃について、米国に事前通告していなかったもよう。市場関係者の間からは「イスラエルが報復攻撃を行う可能性が高いため、中東地域における地政学的リスクはさらに増大する」との声が聞かれている。大規模な軍事衝突を回避するためにイラン側が過剰に反応しないケースもあり得るが、中東情勢のさらなる悪化を警戒して外為市場ではリスク回避的な動きが一段と広がる可能性がある。

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情報提供元:FISCO
記事名:「今日の為替市場ポイント:中東情勢の悪化を警戒してリスク選好的な為替取引は縮小する可能性