*12:36JST セキュア Research Memo(6):2023年12月期売上高は前期比50%超。売上高と各利益ともに過去最高(2) ■セキュア<4264>の業績動向

5. 財務状況
(1) 財政状態
2023年12月末における総資産は2,749百万円となり、前期末比756百万円増加した。主な要因は、現金及び預金の増加334百万円、受取手形及び売掛金の増加327百万円、棚卸資産の増加106百万円である。

負債合計は1,727百万円となり、前期比576百万円増加した。主な要因は、長期借入金の増加202百万円、買掛金の増加115百万円、未払消費税等の増加76百万円、1年以内返済予定の長期借入金の増加69百万円である。

純資産は1,022百万円となり、前期比180百万円増加した。主に当期純利益の計上による利益剰余金の増加168百万円によるものである。この結果、2023年12月末の自己資本比率は37.2%(前期末比5.1ポイント減)と、売上高の増加に伴い借入金等も増加したことで低下したが、財務上問題となるレベルではない。借入は主に長期借入金で調達しているため、流動比率は201.0%(同4.2ポイント増)となっており、財務の健全性に問題は見られない。

(2) キャッシュ・フロー
2023年12月末時点の現金及び現金同等物の状況は808百万円となり、前期末比334百万円増加した。営業活動によるキャッシュ・フローについては99百万円の収入(前期は268百万円の支出)となった。主に税金等調整前当期純利益171百万円、仕入債務の増加115百万円に対して売上債権の増加327百万円、棚卸資産の増加106百万円によるものである。

投資活動によるキャッシュ・フローについては36百万円の支出(前期は144百万円の支出)となった。主に有形固定資産の取得による支出21百万円、投資有価証券の取得による支出10百万円によるものである。財務活動によるキャッシュ・フローについては270百万円の収入(前期比60百万円増)となった。これは主に長期借入金による収入450百万円、及び同返済による支出178百万円によるものである。

同社は従来より積極的な戦略投資を行っているが、これらは人件費や研究開発費の増加となって表れるため、営業活動によるキャッシュ・フローの減少要因となる。現状はその不足分を借入金によってまかなっており、売上規模が目標レベルに達するまではこの状況が続くと考えられる。そのため、適切なキャッシュ・コンバージョン・サイクルの管理が重要と言えよう。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

<SI>

情報提供元:FISCO
記事名:「セキュア Research Memo(6):2023年12月期売上高は前期比50%超。売上高と各利益ともに過去最高(2)