日本での売上高は前年同期比7.4%増の1,304.21億円、セグメント利益は同18.6%増の125.00億円となった。日本では、物価上昇に応じた売価転嫁による収益性の確保に努めるともに、重量シャッター、ビルマンションドア等の基幹商品、間仕切、エントランス等の戦略商品が堅調に推移した。
北米での売上高は同14.4%増の1,189.99億円(外貨ベースでは1.4%増)、セグメント利益は同19.0%増の196.05億円となった。北米では、市場回復を捉えた拡販施策の推進、売価維持と生産性改善等によるコスト削減に努めた。
欧州での売上高は同6.2%増の578.24億円(外貨ベースでは5.4%減)、セグメント利益は同32.0%減の8.52億円となった。欧州では、各種コストの上昇に加え、市場環境の悪化もあり厳しい状況が続いた。
アジアでの売上高は同15.4%増の68.66億円、セグメント利益は同199.6%増の1.41億円となった。アジアでは、香港、台湾が堅調に推移した。
2025年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比6.9%増(前回予想比4.5%増)の6,530.00億円、営業利益が同10.9%増(同16.0%増)の725.00億円、経常利益が同15.6%増(同21.0%増)の750.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.0%増(同20.0%増)の510.00億円としている。
また、業績予想の修正に伴い、期末配当予想を39.00円から8.00円増配の47.00円とし、年間配当予想を78.00円から16.00円増配し94.00円とすることを発表した。なお、中間配当についても、当初予想の39.00円から8.00円増配し47.00円としている。
<AK>
情報提供元:FISCO
記事名:「三和ホールディングス---2Q増収・営業利益2ケタ増、通期連結業績予想の上方修正に加えて年間配当金の増配を発表」