29日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1135.41ポイント安(-0.87%)の129020.02で引けた。日中の取引レンジは128669.29-130154.84となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。翌3月1日は昨年10-12月期の国内総生産(GDP)などが発表される予定となり、慎重ムードが強まった。また、原油価格の下落も指数の足かせに。一方、米長期金利の低下などが指数を下支えした。
【ロシア】MOEX指数 3256.80 +0.92%
29日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比29.75ポイント高(+0.92%)の3256.80ポイントで引けた。日中の取引レンジは3224.09-3258.14となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気対策への期待が高まっていることが支援材料。また、通貨ルーブル高の進行も好感された。ほかに、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が継続した。一方、指数の上値は重い。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。
【インド】SENSEX指数 72500.30 +0.27%
2月29日のインドSENSEX指数は小反発。前日比195.41ポイント高(+0.27%)の72500.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同31.65ポイント高(+0.14%)の21982.80で取引を終えた。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。企業向けの貸し出しが10-12月期に11%増加したとの報告が好感された。また、内需の拡大期待なども引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3015.17 +1.94%
29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比57.32ポイント高(+1.94%)の3015.17ポイントと反発した。
投資家のリスク選好が高まる流れ。中国経済対策の期待感や、当局の相場支援スタンスが改めて材料視された。向こう1年間の政策運営方針を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は、来週3月5日に北京で開幕する。新たな経済対策が打ち出されるとの期待も広がった。当局が人工知能(AI)などハイテク産業の振興に注力する中、関連銘柄に買いが先行している。朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は上げ幅を徐々に広げた。
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情報提供元:FISCO
記事名:「概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反発、内需の拡大期待」