インバウンド向け観光フリーマガジン「att.JAPAN」を編集発行する株式会社ファイネックス(本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原信彦)は、2024年11月に台湾で訪日観光に関するアンケートを実施しました。その結果をお伝えします。
調査概要
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※調査結果をご紹介いただく際には、ファイネックスまでお問い合わせください。
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▲台湾で開催された旅行博へ出展。Web上でのアンケートを実施したほか、フォトスポットやメッセージボードなども設置
調査結果詳細
回答者1065人のうち、53%にあたる560人は「訪日回数が5回以上」です。そのうち最も多いのは30~40代で、67%を占めています。
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コロナ後初の訪日旅行はゴールデンルートに集中
新型コロナウイルス感染症による水際対策が緩和された2022年10月以降に日本へ旅行した回数を尋ねたところ、「1回以上」が81%におよび、コロナ後に複数回訪日している人も60%に達しました。
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コロナ後に訪日旅行をした868人を対象に、コロナ後初の訪日旅行でどこへ行ったかを複数回答で尋ねたところ、「東京」が388人と最も多くなりました。また、「名古屋」は43人、「京都」は76人、「大阪」も200人となり、いわゆる“ゴールデンルート”の観光地に回答が集中しました。
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ゴールデンルートの次は地方へ
あわせて、次回の訪日旅行ではどこへ行きたいかを尋ねたところ、「北海道」が166人と「東京」を上回り、その他の場所を挙げた人は396人におよびました。
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台湾の訪日リピーターは、コロナ後の久々の訪日では都心部を旅行し、今後は地方へとシフトする傾向が明らかになりました。急回復するインバウンドが都心部へ過集中し、地方への誘客が急がれるなか、台湾市場の傾向は明るい材料といえそうです。
アクセスが理由で行きたいスポットを諦めたことのある人が半数以上
訪日旅行中、アクセスが不便すぎて行きたいスポットへ行くのを諦めたことがあるかを尋ねたところ、「ある」が57%に達しました。インバウンドの地方誘客へ向けた大きな問題点として浮き彫りになりました。
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「ある」と答えた608人を対象に、具体的にどこを諦めたのかを尋ねたところ、「北海道」が96人と最も多くなりました。また、「東北」が48人、「九州南部(熊本、宮崎、鹿児島)」が47人と続きました。空港や主要駅から各スポットへの最短ルートや、スポット間のアクセスを多言語でわかりやすく提示し、移動に対する不安感を軽減する必要性がありそうです。
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訪日リピーターの半数以上がレンタカーの運転に前向き
公共交通機関が手薄な地方部を観光するのに欠かせないのがレンタカーです。訪日旅行中にレンタカーを借りたことがあるかどうか尋ねたところ、「ある」が35%、「借りたことはないが、いずれ借りたい」が43%という結果になりました。
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「ある」と答えた376人に理由を尋ねたところ、「車がないとアクセスが不便な場所へ行きたかった」と答えた人が78%を占めました。「借りたことはないが、いずれ借りたい」と答えた459人にも理由を尋ねると「車がないとアクセスが不便な場所へ行きたい」が62%という結果でした。公共交通機関が少ないエリアを観光するためにレンタカーを借りたことがある・借りる意思のある人は、合計で579人に達し、全体の54%に及びました。
台湾からの旅行者が日本で乗用車を運転する場合、運転免許証の翻訳文を特定の機関で発行しなければなりませんが、その手間をかけてでも公共交通機関が少ない地方部へ行ってみたいという熱意が感じられます。
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今回の調査で、日本に興味のある台湾人のうち、コロナ後に訪日旅行をした人は81%におよび、コロナ後初の訪日旅行ではゴールデンルートを訪れたものの、次回以降は地方へ行きたいと考えている人が多いことがわかりました。
また、交通アクセスを理由に行きたい場所を諦めた経験のある人は57%おり、特に北海道エリアをはじめとした地方部では、旅行者の需要と交通アクセスのミスマッチが起きていることもわかりました。交通のミスマッチを解消する手段として、レンタカーを借りたことのある人・借りる意思のある人が54%いることも明らかになりました。
ファイネックスについて
株式会社ファイネックスは、インバウンド向けの多言語フリーマガジン及びWebサイト「att.JAPAN」を発行・運営する、訪日外国人メディアのパイオニアです。インバウンド専業25年、日本の魅力を多言語で世界に発信してきました。
繫体字をはじめとした多言語パンフレット/Webサイト制作、多言語SNS運用、広告配信、翻訳業務など、外国人に向けた情報発信なら何でもお任せください。
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情報提供元:PRワイヤー
記事名:「台湾の訪日客、地方志向が強まる傾向」